校長ブログ
【校長ブログ】3学期始業式
皆さん、あけましておめでとうございます。本日より三学期が始まります。こうして元気な姿で皆さんと再び会えることを、心からうれしく思います。今日は、皆さんにこの一年をどう歩んでほしいか、その願いを一つの話を通してお伝えしたいと思います。
昔、ある青年が、毎日長い距離を歩く仕事に就きました。初めのうち、青年は新しい靴を履き、力強い足取りで仕事をこなしていきました。靴は丈夫で、歩けば歩くほど自信が湧き、青年はますます努力を重 ねました。
ところが、数日が過ぎると、歩くたびに足が痛むようになりました。靴底は少しずつすり減り、革は乾き、ひび割れが目立つようになっていきました。青年は「もっと頑張らなければ」と思い、痛みに耐えながら歩き続けましたが、歩ける距離は日に日に短くなっていきました。
ついに限界を感じた青年が先輩に相談すると、先輩は静かに尋ねました。
「靴の手入れは、いつしたんだい」
青年は答えました。
「手入れをしている時間などありません。歩くことで精一杯でした。」
皆さんは、この話から何を感じるでしょうか。
どんなに良い靴であっても、使い続ければ必ず傷みます。青年は、歩くことに追われるあまり、靴を整えるという基本を忘れてしまったのです。
では、私たちにとって「靴を手入れする」とは何を意味するのでしょうか。
一つは、自分の体を整えることです。体調が乱れれば、どれほど意欲があっても力は発揮できません。若い皆さんはまだ実感が薄いかもしれませんが、体の機能は少しずつ変化していきます。だからこそ、日々の運動や休養を大切にし、体を整える習慣を持ってほしいのです。
もう一つは、頭脳を鍛えることです。学ぶことを怠れば、思考は鈍り、判断力も曇っていきます。体を整える習慣はよく知られていますが、知力を保つために学び続けることの重要性は、まだ十分に理解されていません。
どれほど忙しくても、どうか皆さんには、自分を整える時間を失わないでほしいと思います。先の見えない時代において、最も頼りになるのは体力と知力です。しかし、青年がそうであったように、目の前のことに追われていると、その大切さに気づけなくなるものです。
だからこそ、行き詰まりを感じたときには、あえて立ち止まり、心を静める時間を持ってください。静かな時間は、頭を整え、忘れかけていた大切なことを思い出させてくれます。
さて、新しい年を迎え、皆さんはどのような目標を立てたでしょうか。
私は以前紹介したウイリアム・ジェームスの言葉をもう一度紹介します。
「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」
つまり、心が変われば、運命は変わるのです。そのためには、一年間続ける覚悟で目標を掲げることが大切です。目標があれば、自分が今何をすべきかが明確になり、生活に張りが生まれます。皆さんの運命は、必ずや良い方向へ動き始めるはずです。
三学期が、皆さんにとって成長の実り多い時間となることを願っています。
【校長ブログ】新年を迎えて
新年あけましておめでとうございます。
新年を迎え、新しい年がスタートしました。皆様方にとって令和8年が、充実した1年になりますよう祈念いたします。今後も春日部高校をよろしくお願いいたします。
さて、授業や学校行事、そして部活動など、本来の学校活動をすることができました。そして多くの生徒たちがそれぞれの取組に前向きに取り組んでくれました。本校は重点項目として①個別最適化学習(授業の個別最適化を目指して「わかる授業」の実践)②キャリア教育(自立した社会人となれるように、規範意識と自己管理能力の育成)③安心安全(生徒一人ひとりの基本的な生活習慣を身に付けさせ、安心安全な教育環境の確立)④情報発信(学校・家庭・地域社会への情報発信を通じて、魅力ある学校づくりの推進)を揚げ、日々、それらの実現に向けて取り組んでおります。
春高定時制は昭和23年4月に定時制が設置されてから今年4月で79年目を迎えます。春高のスクールミッションである「一人一人が生き生きと学び合う学校として、学習状況や達成度に応じて丁寧に個別最適な指導を展開する教育活動を行い、基礎学力や人権尊重の精神、望ましい職業観、規範意識等を身に付けた地域社会で貢献できる人材を育成します。」を目指し、教職員一同、全力で取り組んでまいります。引き続き、皆様の御支援、御協力をお願いいたします。
【校長ブログ】環境ではなく、心の在り方
明日らか冬休みに入ります。この2学期の間、よく頑張りました。ほとんどの生徒が勉強や学校行事に一生懸命取り組み、大いに盛り上げてくれました。3学期も、仲間とともに自らを高めあいながら、さらに盛り上げていってほしいと思います。
さて、今日は、「地獄と極楽」という話をします。
昔、ある男が、閻魔大王に会いに行き、地獄と極楽と言うのは、どういう世界なのかを聞きました。すると、閻魔大王は、男に、地獄の様子と、極楽の様子を、それぞれ見せてくれました。まず、地獄に案内されて行くと、そこには大きなテーブルがあり、その上にはおいしそうな御馳走がいっぱい乗っていました。しかし、そのテーブルに向かっている人を見ると、どの人も、骨と皮ばかりに痩せ細って、目ばかりギラギラさせています。こんなに御馳走があるのになぜだろう、とよく見ると、体が椅子に縛り付けられていて、その手には長い箸を持たされていました。その長い箸で食べようとしますが、長すぎてうまく口に入らないのです。食べようと焦れば焦るほど思うようにならないので、ますます恐ろしい形相をして、お互い、にらみ合っている有様でした。
次に極楽に案内されて行くと、全く同じようなテーブルがあって、御馳走がいっぱい載っています。そのまわりに座っている人の体は椅子に縛りつけられていて、その手は長い箸を持っていました。状況は地獄と全く同じなのですが、そこに座っている人たちを見ると、みんな豊かに太っていて、見るからに楽しそうな、幸せそうな様子なのです。
さて、これはどういうことでしょうか?
実は、よく見てみると、極楽の人たちは、長い箸で御馳走を挟んでは、向かいの側の人に「はい、どうぞ」と差し出しているのです。すると向かい側の人は、「おいしい、おいしい」と食べては、今度は反対に、長い箸でごちそうを挟んで、「はい、どうぞ」と向かいの人に差し出すものですから、お互いに、「すみませんね、ありがとう、ありがとう」と言って、本当に幸せそうな顔をしているというわけです。
では、地獄と天国の違いは何だと思いますか?
1つは、自分だけが食べようとすると、結局誰も幸せになれないということです。地獄の人たちは、自分の口に入れようと必死になり、結果として誰も食べられず、互いをにらみ合うだけ。これは、自分の利益だけを追い求める、他人を敵とみなす、競争や奪い合いに走る、そんな社会の縮図にも見えます。
2つは、相手を助けることで、自分も満たされるということです。極楽の人たちは、まず相手に食べさせる。すると相手も自分に返してくれる。これは、思いやり、信頼、協力、相互扶助といった価値が、結果として自分自身の幸福につながることを示しています。
3つは、幸せは“与え合う関係”の中に生まれるということです。「はい、どうぞ」、「ありがとう」このやり取りが、極楽の世界を作っているのです。
つまり、地獄と極楽の違いは“環境”ではなく“心のあり方”であるということです。地獄も極楽も、同じテーブル、同じごちそう、同じ長い箸、同じように椅子に縛られている。条件は完全に同じ です。違うのは、そこにいる人たちの「心の使い方」だけです。人は、他者を思いやり、助け合うことで、自分も相手も幸せになれる。その心のあり方こそが、地獄を極楽に変える力になる。ということです。
どんなに知識や技術を身に付けても、どんなに成功を収めても、最後に人を動かすのは、「人としての在り方」です。どんなに時代が変わっても、どんなにスピードが求められても、「感謝の気持ち」や「思いやりの心」 を持つことの大切さは変わりません。
この冬休み中、皆さんには、このことをしっかりと受け止め、一日一日を大切に過してほしいと心から願っています。事故等には十分気を付けて、1月8日には元気な姿を見せてください。
それでは皆さん、良いお年を迎えてください。
【校長ブログ】スマホやSNSのルール作りを
期末考査4日目となります。体調を整えながら明日まで悔いのないよう取り組んでください。今後も手洗い、うがい、マスクの着用や教室等の喚起など、可能な限りの感染対策をしていきましょう。
さて、世界で初めて、16歳未満の子どものSNS利用を制限する法律が10日、オーストラリアで施行されたとの新聞記事(12月11日朝日新聞朝刊)を読みました。10種類のSNSが対象で、運営する企業は16歳未満がアカウントを作れないようにしたり、既存のアカウントを作れないようにする措置が求められ、違反した場合は、企業側が最大4950万豪ドル(約51億円)の罰金が科されるそうです。理由は、子どもがSNSで事件に巻き込まれたり、いじめに遭ったりして社会問題化したことが立法の背景にあり、豪州の取り組みに日本や欧米でも関心が高まっているようです。
日本では、愛知県豊明市が10月に、「スマホの使いすぎで睡眠時間や家族とのコミュニケーションが減るのを防ぐのが目的」として余暇時間におけるスマホの使用を1日2時間以内とするよう促す条例を施行したことも記憶に新しいと思います。全市民が対象で、小学生以下の利用は午後9時まで、中学生以上18歳未満は午後10時まで、としていながらも、あくまで「目安」であるとし、罰則や強制力はなく、家庭での話し合いやルールづくりを促しているとのことです。
皆さんはこれらのことを踏まえてどのような意見を持つでしょうか?考え方は色々とあると思いますが、いずれにせよ、SNSやスマホの使用は、様々な事件や事故に巻き込まれる可能性は高くなること、そして長時間にわたる使用は健康を害することははっきりとしています。
期末考査中は、あまり使ってはいないと思いますが、改めてスマホやSNSの使い方やルールについて考えてみてください。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】人間力の育成
だんだん朝が肌寒く感じるようになってきました。3年生の修学旅行は無事に終わり、落ち着いた日々が続きます。今こそ、勉強したり、本をじっくりと読んだり、体力をつけたりと、基礎的な力をつけるチャンスです。自分の興味や関心のあることにチャレンジするのもいいと思います。この時をうまく使ってください。また、校内ではインフルエンザが徐々に増えてきているようです。コロナ禍の予防を思い出し、マスク着用、手洗い、部屋の定期的な換気に心がけてください。
さて、今日の新聞に~「AIで効率化」アマゾン従業員1.4万人削減へ~(10月30日朝日新聞)という記事がありました。労働力がAI(人工知能)に置き換えられる例として、海外のメディアで大きく受け止められているそうです。今後、数年で管理職や専門職などを中心として削減していくとのことです。野村総合研究所と英国オックスフォード大学マイケル・オズボーン准教授との共同研究では、2030年頃までには、仕事の49%は人工知能(AI)やロボット等が代替されるという予想をしています。これからは行動や言葉によって人を感動させたり、困難な課題にぶつかった時も熱意を持って最後までやり抜くことのできたりするなどの人間力の高い人が、より一層必要とされることは間違いないと思います。春高は文武両道、質実剛健のもと、個別最適な学習を行うとともに、学校行事や部活動などにしっかりと取り組み、人間力を育成しています。何事にも全力で取り組む姿勢が大切です。無理せず、自分のペースで取り組み、コツコツと実力をつけていってください。
頑張れ!春高生
【校長ブログ】自分を信じてやり続けたこと
今日から中間考査です。しっかりと勉強して悔いのない結果を出してほしいと願っています。
さて、今回、ノーベル賞を受賞されたお二人の先生方は共通している部分が多いと思っています。8日にノーベル化学賞の受賞が決まった京都大学特別教授の北川進先生について何社かの新聞記事を読むと、発見した多孔性材料「金属有機構造体」は、発表当初、嘘つき呼ばわりをされたそうです。しかし、事実を積み重ね続けるにしたがって論文の引用件数が跳ね上がり、一転して脚光を浴びるようになったそうです。
一方、6日にノーベル生理学・医学賞を受賞した坂口先生も発見当初、着眼点は1980年代当初の免疫学からすれば異端視され、それが「制御性T細胞」の発生や機構を担う原理を2000年代に解明してやっと認められるようになったそうです。お二人とも、発表当初は発見について受け入れられませんでしたが、自分を信じてやり続けて事実を重ねることにより認められるようになったということです。
「自分を信じてやり続けること」、大切にしていきたいと思います。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】充実した2学期を過ごすために
10月に入って1週間。ようやく秋らしい気候になってきました。秋はスポーツの秋、勉強の秋、芸術の秋です。10月は10日に体育祭、15日~21日までの中間考査、そして3年生は、23日~25日の間で大阪修学旅行があります。
さて、厚生労働省は今月3日に、今シーズンのインフルエンザが全国的に流行入りしたと発表しました。昨年より1カ月程度早く、過去20年間で2番目の早さとのことです。この2学期の生活を充実したものにするには体が健康であることです。まずは、インフルエンザなどの流行性の感染症にはかからないよう心掛けることです。コロナ禍の感染対策を思い出し、手洗い、マスク着用、ソーシャルディスタンス、定期的な換気など、基本的な対策をとっていくことを心がけましょう。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】暑さ寒さも彼岸まで
「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざがあります。春分・秋分を中心とした「彼岸」の頃には落着いてくるという意味です。令和7年の秋の彼岸は、彼岸入りが9月20日(土)、中日(秋分の日)が9月23日(火・祝)、彼岸明けが9月26日(金)です。気象庁の9月下旬〜10月中旬の予報(2025年9月18日発表)では、日中は平年より気温が高いものの、朝晩は大部涼しくなるとの予報です。
さて、読書の秋ともよく言われます。20~30分程度の空き時間を利用して、物語に没頭することで、非日常を感じることができたり、著者の経験や哲学に触れることで人生のヒントが見つかったりするなど、自分の値観が広がるかもしれません。是非、図書館等を利用して興味のある本を探し、手に取ってみてください。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】新学期が始まり1週間が経ちました
新学期が始まり1週間が経ちました。1か月半という長い休みから生活習慣が一変しました。体調は崩していませんか?
通常は交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)のバランスが取れています。ところが、生活習慣の急激な変化や悩みなどのストレスが続くとそのバランスが崩れ、心身の健康を害する場合があります。特に心身ともに発達段階の10代の皆さんはそうなりやすいのです。自分では気が付きにくいかもしれませんが、心身に変調が起こると、顔の表情、話し方、集中力、睡眠の質、食欲などの状態が変化してきます。
何か体調に異変があったり、やる気がでなかったり、ぼんやりしてしまうような状況が続くようであれば、まずは家族や教職員、または身近で話しやすいと思う人に相談してください。
何よりも心身が健康であることが大切です。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】第2学期始業式 「心遣い」や「思いやり」を忘れずに。
夏休み中は大きな事故もなく2学期の始業式を迎えることができました。皆さんの元気な姿を見て、充実した夏休みを過ごしたということの確信を得ました。
さて、9月1日は「防災の日」です。先ほどシェイクアウト訓練をしたと思います。しっかりと自分の身は自分で守る意識を持ってください。今から100年以上前の大正12年(1923年)9月1日午前11時58分に関東大地震が起きました。これによる関東大震災は、自然災害の混乱の中で、根拠のない噂や偏見が広まり、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」「暴動を起こしている」といったデマが流され、多くの朝鮮人が暴力によって命を奪われたという事実もあります。この他、1995年(平成7年)1月17日に起こった兵庫県南部地震により起こった阪神淡路大震災、2011年(平成23年)3月11日に起こった東北地方太平洋沖地震による東日本大震災、直近では、2024年(令和6年1月1日)能登半島沖地震では「放射により髪が抜ける」「ダムが決壊」「人工地震による攻撃」「被災地に窃盗団が集結」「刑務所の囚人が逃げた」などのデマが流れとのことです。こういったデマは、災害という極限状態の中で、人々の不安や恐怖が差別や偏見に変わり、無実の人々を傷つける結果となってしまったことを示しています。
その要因は、不安と恐怖による情報渇望により、人は危機的状況に置かれると、少しでも安心材料を求めて情報を集めようとします。その過程で、真偽不明な情報でも「信じたい」「共有したい」という衝動が働きます。また、パニックによる判断力の低下により、災害直後は冷静な判断が難しくなり、普段なら疑うような話でも信じてしまう傾向があります。この他、「善意の拡散」などもあります。「助けになれば」と思って、確認せずに情報を広めてしまうケースも多いようです。特にSNSではこの傾向が顕著とのことです。
対策として、公的機関(自治体、消防庁など)の公式発表を確認すること、情報の出所をチェックし、一次情報かどうかを見極めること、拡散前に「これは本当に必要か?」と一呼吸置くことが大切です。また、偏見や差別は、誰もが無意識のうちに持ってしまう可能性があります。だからこそ、日々の「心遣い」や「思いやり」が、そうした意識を乗り越える力になります。
「心遣い」とは、相手の立場に立って考えること。そして「思いやり」とは、相手の痛みや不安に寄り添うことです。私たちは見た目や出身、言葉の違いだけで人を判断してはいけません。誰もが尊重されるべき存在であり、互いに理解し合う努力をすることが、差別を防ぐ第一歩です。災害時だけでなく、日常の中でも、ちょっとした言葉や態度が誰かを傷つけることがあります。だからこそ、普段から「この言葉は相手を不快にさせないか」「この行動は誰かを排除していないか」と考える習慣を持つことが大切です。
最後に、この2学期を心遣いと思いやりを忘れず、様々なことにチャレンジし、充実した日々を過ごすことを期待しています。
【校長ブログ】焦らず、腐らず、諦めず、自分を信じて
夏休みが始まって2週間が過ぎましたが、規則正しい生活は送っていますか?
1学期の終業式で宮澤章二先生の「試されている」という詩を紹介しました。走りぬく、やりぬく、生きぬく…という詩です。
夏休みの期間この1学期を振り返って、自己評価をし、改善をしていくことが大切です。この夏休みに目標を持って計画的に過ごすことが大切だという話をしました。そして、しっかりと自分が計画したことを「やりきること」が充実した2学期につながると話しました。
では、どんな夏休みの目標を立てたのでしょうか?あと1か月ほどとなった夏休みを改めてそれぞれの学年で確認してください。
1年生は高校生活の最初の夏休みです。新しい環境や挑戦に戸惑いもあったかもしれませんが、自分の基盤を築くチャンスです。苦手な科目の基礎を固めるために、1日に1時間の勉強をすることを心掛け、1学期の内容を復習するなど、自分の基礎力向上を目指してください。
2、3年生の皆さんは、自分の将来を少しずつ考え始める時期です。就職の説明会や大学のオープンキャンパスへの参加や今まで経験したことのないことに挑戦したりするなど、自分で積極的に行動することです。
4年生は最後の夏休みです。就職、大学、専門学校など、それぞれしっかりと対策をする必要があります。担任や進路の先生に相談しながら自分の目標を達成するための計画をしっかりと立てることです。「今行動しなければ、いつするのか」です。
自分の描く将来を実現するためには、ひたすら頑張るしかありません。誰のためでもありません、すべて自分のためです。必ずしも全てがうまくとは限りません。しかし、焦らず、腐らず、諦めず、自分を信じて、一歩ずつ進んでいきましょう。
頑張れ春高生!
【校長ブログ】1学期終業式 「試されている」
本日は表彰式の後、終業式、壮行会を行いました。部活動では、日ごろの努力の成果が結果に表れ、本当によかったと思うとともに、全国大会では十分に力を発揮してきてほしいと思っています。
さて、皆さんにとって、この4月からの約4か月間充実したものとなったでしょうか。夏休みの期間この1学期を振り返って、自己評価をし、改善をしていくことが大切です。
おそらく、色々な人達から、この夏休みに目標を持って計画的に過ごすことが大切だと先生方から聴いているのではないかと思います。
ここで以前紹介した詩人の宮澤 章二先生の「試されている」という詩を紹介します。
―走りぬく
―やりぬく
―生きぬく
そんな ありふれた言葉たちを
ひとり 胸に刻みつけようとする日が
ぼくらの暮らしには 必ず ある
ありふれた言葉のように見えるけれど
ほんとうは これらの言葉によって
ぼくらの日常も そして 生涯も
ひと知れず 試されているのだ
―走りぬく やりぬく 生きぬく
自分の方向を 自ら そう決めたとき
進む道を美しく照らしてくれる虹が
こころの目に はっきりと見えて来る
私たちが日々使う「走りぬく」「やりぬく」「生きぬく」という言葉は、表面的には何気ない言葉かもしれないけど、その言葉に従って行動することで、私たちの人生そのものが試され、形作られていくものだと思います。
口ではしっかりとやると言っても、行動しなければ何の意味もないこと、今いる場所でベストを尽くす、今ここにある現実に全力で立ち向かうことがとても大事であることを教えてくれます。
今から30年以上前、ZARDの「負けないで」という歌があります。私はこの歌で勇気づけられました。自分の夢を信じて前向きに取り組んでいこう、そして「どんなに離れていても心はそばにいる」という励ましが込められています。この言葉は、家族、友人、先生といった皆さんを応援してくれている人たちを思い起こさせます。
この宮澤章二先生の詩とZARDを結びつけるのは、自分で決めたことを達成するためには、具体的な行動することそして継続することが大切であるということです。
皆さんが、これから始まる夏休み、一日一日を大切に過し、二学期を迎えられることを期待しています。
【校長ブログ】なぜ理科を勉強するのか?
今日からテスト返却です。点数も気になるところですが、是非、間違ったところを復習しておいてください。そういった地道な努力が次につながります。わからないままにしないことが大切です。頑張っていきましょう。
さて、期末考査の勉強中、理科(物理、化学、生物、地学)は、将来何の役に立つのか?と疑問に思いながら勉強している春高生もいるかもしれません。先週の7月5日(土)の埼玉新聞に、「理科の実用性認識低く」という記事が掲載されていました。日本、アメリカ、中国、韓国の4か国の高校生を対象として、国立青少年教育振興機構などが実施した科学に関する意識調査です。この調査結果によると、「社会に出たら理科は必要なくなる」と思う高校生の割合は、米中韓で1~3割なのに対し、日本が5割弱で最も高く、理科の実用性や必要性に対する認識が低い傾向があることが分かったというものでした。
確かに、理系でない分野に進む生徒であれば、自身にとって将来、理科を使うことはほとんどないと思うでしょう。しかし、ここで、科学に関する著書を多く出されている池内了先生は「なぜ科学を学ぶのか」ちくまプリマー新書(2019)で「科学研究の社会に対する役立ち方」について述べています。一つは、科学・技術の効能によって人間生活が便利で効率的になり、生産力が増大し、人々の暮らしが健康的で豊かになるとこと。もう一つは、人間の精神的活動としての文化の一つとして科学を考えている「文化としての科学」であるということです。例えば、モーツァルトの音楽もロダンの彫刻もリエールの演劇も、この芸術の成果は文化であり、「無用の用」と言えるでしょう。これらは無くなっても私たちは生きていけるのですが、これがない世界は精神的に空しく感じられるものです。「人間はパンのみにて生きるにあらず」で、物質世界から言えば「無用」ですが、精神世界には「用」なのです。
池内先生は、現在の私たちは、誰もが自由に意見を述べられ、それが尊重される建前になっている。しかし、むずかしいことは上の人や専門家に任せ、自分たちはそれらの人達が言うことに従っていれば間違いない、という姿勢が現代人に多く見受けられる。自分で判断する姿勢がなくなっていると。そうならないためには、日ごろから科学的な見方・考え方を鍛えておくことが大切であること。情報を鵜吞みにせず、個人の感情や経験を交えずに、様々な側面から物事を見る、科学的な考え方を身につけることが大切であると述べています。
今勉強している理科は、そういった科学的考え方を身につけるための教科です。「なぜ」、「どうして」と思う気持ちを大切にして、日々の授業に取り組んでください。
【校長ブログ】期末考査の勉強
今日から期末考査が始まります。1学期に勉強してきたことの総まとめとなります。
勉強は地道に進めていくしかありません。人と比べるのでなく自分ができるようになるためにするものです。人によって理解するスピードが違います。自分の特徴をよく理解しながら以下のとおり勉強を進めていきましょう。
なお、①~③について先生に質問したい場合、学校で開く勉強会をうまく活用すると効率的です。
また、勉強している間は絶対にスマホは見ないよう電源を切っておくようにしましょう。
頑張れ、春高生!
① テスト範囲の確認とプリント類の整理
出題範囲を教科書、問題集を実際に開いて付箋等を入れるなどして確認すること。また、テスト範囲となっている授業プリントの整理も併せて行うこと。プリントが欠けているようであれば教科担当の先生にもらいましょう。
② 教科書、授業プリントの熟読
言葉の意味をしっかりと押さえながら読み進めていくこと。わからなければ先生に質問すること。
図は自分で書いてみて特徴を捉えること。グラフは、何を縦軸や横軸にしているのかを確認しながら自分で書いてみること。
③ 問題集で知識・理解の確認
アウトプットの練習を繰り返し行うこと。わからなければ②に戻って理解を深めること。それでもわからなければ、先生方に質問すること。
④ 漢字や単語等繰り返し声を出し、書いて暗記
覚えなければならないことはカードや暗記ペン等を使うなど工夫すること。
【校長ブログ】大好きなことを見つけてください!
三者面談も終わり、期末考査1週間前となりました。三者面談で担任の先生や保護者の方と話をすることを通じて、やはり将来のことについて考えたのではないでしょうか。
先日、全日制の文化祭オープニングセレモニーで本校OBの株式会社アサヒビール代表取締役の松山先生から講演いただいた中でスティーブジョブズ氏のスタンフォード大学卒業式のスピーチを参考として紹介いただきました。皆さんにも参考になるのではないかと思い、そのスピーチの一部の概要を紹介します。
ジョブズ氏は、20歳の時に共同創業者のウォズニアックとともにアップル社を創業し、10年後には売上高20億ドル、社員数4000人を超える会社に成長させました。しかし、30歳になったときに、ジョブズ氏は会社から解雇されてしまいます。ジョブズ氏と取締役会との将来展望の食い違いによるものでした。ただ、その後の5年間に、ジョブズ氏はNeXTという会社を起業し、ピクサーも立ち上げました。ピクサーは世界初のコンピューターを使ったアニメーション映画「トイ・ストーリー」を製作することになり、今では世界でもっとも成功したアニメ製作会社になりました。そして、アップルがNeXTを買収し、ジョブズ氏はアップルに舞い戻ることになりました。このような背景からジョブズ氏は次のようなことを語っています。
「自分の仕事を愛してやまなかったからこそ、前進し続けられたのです。皆さんも大好きなことを見つけてください。仕事でも恋愛でも同じです。仕事は人生の一大事です。やりがいを感じることができるただ一つの方法は、すばらしい仕事だと心底思えることをやることです。そして偉大なことをやり抜くただ一つの道は、仕事を愛することでしょう。好きなことがまだ見つからないなら、探し続けてください。決して立ち止まってはいけません。本当にやりたいことが見つかった時には、不思議と自分でもすぐに分かるはずです。すばらしい夫婦の関係と同じように、年数が経つとともに少しずつよくなっていくものです。だから探し続けてください。絶対に、立ちとまらないで。」
ここで探し続けるということは、目の前の様々なことに失敗を恐れず、チャレンジし続けることです。その中から、自分の知らなかった自分の一面や思いもよらない自分の特技の発見があるかもしれません。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】常に心に留めておいてほしいこと
三者面談が6月13日から始まり、今日で2日目です。皆さんと保護者、そして担任の先生とで、皆さんのそれぞれの現在の学校での様子や成績を話したり、家庭での様子や進路についての考えを伺ったりします。しかし、中々進路について具体的な考えを聴くのは難しいようです。
ある教育雑誌で読んだのですが、「選択肢が多ければ多いほど選択できない」という心理現象を「ジャムの法則」と言うそうです。1995年にコロンビア大学に所属するシーナ・アイエンガー教授がジャムを使った購買実験から導いたため、「アイエンガーの法則」と呼ばれることもあるそうです。
アイエンガー教授らは、アメリカのスーパーマーケットにジャムの試食ブースをつくり、24種類のジャムと6種類のジャムを数時間ごとに入れ替えて提供し、買い物客の反応を調べるという実験を行いました。その結果、24種類のジャムを並べたときには、買い物客の3%しか購入しませんでしたが、6種類のジャムを並べたときには、買い物客の30%近くが購入したとのことです。これらの結果から、このジャムの法則が認識されるようになったとのことです。
一方で、ジャムが大好きな人にとっては、たくさんの種類のジャムの中から気に入ったジャムを楽しみながら選んでいくため、「ジャムの法則」は成り立たないそうです。つまり、たくさんの選択肢の中から自分に最適なものを選択するには、その対象に興味・関心が高いこと、そしてその対象の知識が深いことが求められるということです。
進路選択も同じです。興味関心や知識がなければ、自分にとって身近な人の進路のみを参考に選択してしまうことになると思います。確かにそれも一つの方法であると思いますが、一番大事なことは自分が本当にやりたいことを選択できているかということです。そのためには自分の進路の選択肢を広く知ることです。
それには高校生活の中で、授業や学校行事など、様々なことにチャレンジすることです。そして、簡単にあきらめず、一生懸命やってみることです。このことを通じて自分が思いもよらなかったもう一人の自分に出会うことができるかもしれません。また、今まで好きだと思っていたことを改めて自分の好きなことであると確認できるかもしれません。好きなことが見つかれば、あとは知識を深めるだけです。
このことは、この高校生活において常に心にとめてほしいと思います。
【校長ブログ】自信につなげよう!
昨日で2日間にわたる文化祭が無事終了しました。天候にも恵まれ、一万一千人以上の来場者にお越しいただきました。御来場頂いた方々に感謝申し上げます。
さて、生徒の皆さんは春高祭を存分に楽しみましたか?生徒会の生徒を中心として皆さんが協力しながら取り組んでいる姿はとても素晴らしかったです。きっと良い時間を過ごすことができたと思っています。
春高祭は日ごろの学校生活の一端を来場していただいた方々に見てもらう場でもあると前回の校長ブログでも書きました。クラス企画の飾りつけや内装などを見るだけで、どれだけ皆さんが一致団結して取り組んできたのがわかります。また、当日に皆さんの自分の役割に取り組む姿を見れば、日ごろからどんな姿勢で生活を送っているのかもわかります。きっと、多くの来場の方々に来ていただけたということは、そういった評価が高かったということだと思います。一生懸命取り組んで成果がでるととてもうれしいものです。
これからも勉強や学校行事をつうじて成功体験を積み重ね、自信につなげていきましょう。ただし、間違っても他の人とは比較しないでください。あくまでも今の自分の力を基準にして、それより進歩したかどうかを見ていくことがポイントです。
生徒の皆さんは、今日と明日が春高祭の振替休日となります。2日間の疲れを十分に回復させ、新たな気持ちで授業に取り組んでください。
春高祭、お疲れさま!
【校長ブログ】明日から春高祭!
明日から春高にとって最大のイベントである「春高祭」を開催します。本校定時制生徒会を中心に準備を進めてきました。本校では全定同時開催です。
一般公開が6月7日12:00~16:00、8日10:00~16:00(展示発表終了)となっています。定時制も教室棟2階の2A、2B教室で「メイドカフェ」と「迷路」を行っています。作成中。
春高祭は、日ごろの学校生活の一端を披露する場であります。また、春高生の一員として参加することで仲間との強いつながりや団結心を感じる場でもあります。
他の生徒の発表に刺激を受けたり、文化や芸術の多様性、面白さを感じたりすることもあるかもしれません。「これぞ、春高祭!」といえる文化の祭典を期待しています。
【校長ブログ】創立記念日
昨日で中間考査が無事終了しました。被服室では中間テストのための勉強会も行われ、盛況でした。何はともあれ、安堵したのではないかと思います。今日から通常通りの授業です。テスト返却が中心になると思いますが、点数だけを気にするのではなく、新学期からの勉強方法が正しかったのかどうかの確認し、早いうちに自分に合った勉強方法を見つけていってください。
さて、5月25日(日)の創立記念日です。本校の歴史や期待について伝えることは、春高生としての自覚と誇りを持ってもらうための重要な機会であるととらえています。本校は1899年、明治32年4月に、埼玉県第四中学校としてこの八木崎の地に創立されました。当時の樺山(かばやま)文部大臣の御臨席のもと、開校式を行ったので、この日を創立記念日に定めました。
私からはこの創立記念日に関係して大きく2つお伝えします。
1つ目は「スクール・ミッション」についてです。
学校は、国の法律改正により全国すべての高等学校にそれぞれの「スクール・ミッション」を策定することとなりました。この「スクール・ミッション」とは、学校の存在意義や社会における役割、目指すべき学校像を示す、学校の長期的な計画です。学校と県とのやり取りの中で確定し、本県では今年度4月1日から公表しています。本校の「スクール・ミッション」は、次のとおりです。
「一人一人が生き生きと学び合う学校として、学習状況や達成度に応じて丁寧に個別最適な指導を展開する教育活動を行い、基礎学力や人権尊重の精神、望ましい職業観、規範意識等を身に付けた地域社会で貢献できる人材を育成します。」
皆さんは、「基礎学力や人権尊重の精神、望ましい職業観、規範意識等を身に付けた地域社会で貢献できる人材」として期待されていることを忘れないでください。
2つ目は春日部高校の校章(図の左側)についてです。
この図(図の右側)を見てください。これは何に見えますか?春高の校章に似ていると思いませんか?これは「マルタ十字(マルタクロス)」と言われているものです。実は、春高の校章のもとになったものです。開校当時の校章は、漢字の四と中を組み合わせたものでした。まさに四中。現在の校章は1928年12月10日に制定されたものです。当時の校長先生と美術の先生の2人でデザインされました。では、なぜ校章にマルタ十字が使われたのか。それは、
①十字は古来より「禍を転じて福をもたらす」印(しるし)と言われていること。
②マルタ十字はマルタ騎士団のシンボルであり、マルタ騎士団は第1次十字軍時代(1096~99年)にエルサレム付近で傷病者看護の目的で設立され、ホスピタル騎士団とも呼ばれ、このホスピタル騎士団は8つの義務を負っており、ここからマルタ十字は8つの角を使うことになります。騎士道に通じるその8つの義務とは、「①忠誠心、②敬虔(けいけん)さ、③率直さ、④勇敢さ、⑤栄光と名誉、⑥自己犠牲、⑦弱い者を護る、⑧教会への尊敬の念」を表しています。このように、春高の校章には、人としての高い倫理観・果たすべき義務などの願いが込められているのだと思います。
以上、2つのことを伝えました。このことをしっかりと踏まえ、「地域社会に貢献できる人材として自分は何ができるのか?」と問い続け、これからの学校生活を送ってください。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】今年度初めての定期考査
今年度初めての定期考査が5月16日(金)から始まっています。定期考査は22日(木)まで行われます。定期考査は学んだことがどれだけ理解できているのか、その到達度を図るためのものです。1年生は高校生となって初めての定期考査です。点数だけを気にするのではなく、新学期からの勉強方法が正しかったのかどうかの確認と、今後の勉強方法の検討が必要です。個々に最適な勉強方法は異なります。早いうちに自分に合った勉強方法を見つけていくことが大切です。
さて、私からは勉強するにあたり、2つのことを伝えたいと思います。
1つ目は、睡眠はしっかりとるということです。
毎日の出来事など、いわゆる知識やそれ以外の雑多な刺激などのすべての出来事を頭の中にそのまま記憶として残っていくとすると頭が壊れてしまうそうです。そのため、人間は睡眠中に忘却を進める自然忘却作用がはたらきます。朝、目を覚ました時、たいていの人がなんとなくすがすがしい気分になるのは、この作用によるものなのです。
2つ目は、インプット中心の勉強でなく、アウトプットを中心に勉強するということです。
1つ目の自然忘却作用が働いて、忘却を進めている時間をレム睡眠と呼んでいます。人間の頭は、自分にとって「どうも大事なものらしいぞ」というものは自動的に忘れないようにできています。当面は頭の中にないほうがいいと思ったモノを、レム睡眠は整理するのです。「どうも大事なものらしいぞ」とは、繰り返し刺激として出てくるモノです。そこで、インプット中心の勉強ではなく、アウトプットする練習を多くした方が記憶の定着が図れます。教科書等である程度インプットした後は問題集等を繰り返し勉強すると、アウトプットと同時に自然とインプットされることから、効果的であると考えます。
これらを参考にして勉強の計画を立ててみてください。皆さんの頑張りを応援しています。
頑張れ春高生!
【校長ブログ】令和7年度 入学式
本日の4月8日、入学式を挙行いたしました。
校長式辞では、本校において、より充実した学校生活を送れるよう、「目標を持って自ら進んで学ぶこと」「校則を守り、規律ある生活をおくる」「高校生活を通して、人間としての在り方、生き方を学んで欲しい」の3つのことについて話をしました。
4年間の高校生活が、新入生にとって輝かしい日々となることを願っています。以下に、式辞を紹介します。
式辞
春は始まりの季節です。今日のハレの日を待ち望んでいたかのように、今年の校内の桜の花は満開となり、まさに、春爛漫でございます。
この佳き日に
PTA会長 青鹿 美穂(あおしか みほ)様
をはじめ、保護者の皆様の御列席を賜り、令和七年度埼玉県立春日部高等学校定時制課程の入学式を挙行できますことは、本校にとりまして大きな喜びでございます。
ただいま、入学を許可いたしました六十九名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。教職員、在校生一同、皆さんを心から歓迎いたします。
これから皆さんは、夜間四時間の授業を四年間受けて、高校卒業に向けて勉強をすることとなります。これを乗り越えるため、互いに励まし合い、支え合い、楽しい高校生活を送っていただきたいと願っています。
皆さんが、本校において、より充実した学校生活を送れるよう、心にとめておいてほしいこと3つお話しします。
1つ目は、「目標を持って自ら進んで学ぶ」ということです。勉強、部活動、生徒会行事などに、自ら進んで参加し、自分で考えて、判断し、行動することが大切です。自ら進んで、毎日少しずつ努力すること、それが夢を実現することにつながります。
2つ目は、「校則を守り、規律ある生活をおくる」ということです。学校という集団生活を行う場所では、ひとりひとりの生徒の自由や幸せを互いに保障するために、みんなが決められたルールを守り、規律ある生活をする必要があります。自分勝手なわがままな行動は絶対に慎んでください。
3つ目は、「高校生活を通して、人間としての在り方、生き方を学んで欲しい」ということです。人間の価値は、単に知識の量で測ることはできません。人として、優しい心や思いやりの気持ちをもった生き方こそが大切です。他人の痛みが分かる、そして、お互い助け合うことのできる人間に成長して欲しいと思います。
定時制職員室に飾られている「質実剛健」という言葉があります。本校の校訓ですが、どんな意味でしょうか。それは、飾りを捨て、まじめで熱心に、心身ともにたくましく健やかな人間であるということです。これから皆さんには、この言葉のとおり、飾りを捨て、一生懸命に、授業、部活、学校行事といった、目の前にあることを全力で取り組んでほしいのです。このことを通して、自分の進むべき道を見つけてください。まずは、今日を境に、今までのことはリセットし、今日から新たに、「目標を持って自ら進んで学ぶこと」、「校則を守り、規律ある生活をおくること」、そして、「高校生活を通して、人間としての在り方、生き方を学ぶこと」の3点を踏まえ、より充実した高校生活を送ってください。
皆さんには、この春日部高校の舞台で失敗を恐れず、様々なことにチャレンジし、新しい自分へと飛躍してもらうことを期待しています。
御列席の保護者の皆様に申し上げます。
お子様の御入学、誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。
教育は学校、家庭、地域が一体となってお子様一人一人を育むことが大切でございます。私達教職員は、お子様が、自らの生きる道を、自らが切り開いていけるよう、全力を尽くして参ります。他方、お子様の健全な成長を望み、豊かな個性を育てていくためには、学校、家庭、地域がそれぞれの役割を果たしながらも、相互に補完し合い、連携を密にしていくことが重要でございます。そのためにも、是非とも本校の教育方針を御理解いただき、御支援、御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
結びに、本日御列席を賜りました皆様に改めて御礼申し上げますとともに、新入生の皆さんの高校生活が充実したものとなることを祈念いたしまして、式辞といたします。
令和七年四月八日
埼玉県立春日部高等学校長
角坂 清博
【校長ブログ】令和6年度 修了式
本日の3月24日、男女バスケットボール部の表彰後、修了式を挙行いたしました。
校長式辞では、令和6年度校長講話で話してきたことに加えて、「感謝の気持ち」や「思いやりの心」を持つことの大切さについて話をしました。これらのことを踏まえて、新年度に向け、準備を進めてください。皆さんが、充実した春休みを過ごすことを期待しています。以下に、式辞を紹介します。
式辞
今年度最後の日となりました。令和6年度を振り返ってみて、自分の年度初めに立てた目標はどのくらい達成できたでしょうか?私が、学期のはじめと終わりに、皆さんに話したことを覚えていますか?
1学期の始業式では大きな目標を立てること。そして、その目標を第一に考えること、終業式では、自分でも知らない能力「未見の我」を追求するため、様々なことにチャレンジすること。
2学期始業式では大谷翔平のように善行を行い運をも味方に付けること。2学期終業式では物事を成すときには覚悟を持って行うこと。「心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる」。そして3学期始業式ではAIに負けない能力、学び続けること。を話をしました。
今日は、感謝の気持ちや思いやりの心を忘れずに、という話をします。
最近、「昭和」という言葉をよく耳にしないでしょうか?令和7年が昭和100年にあたるということもあるかもしれませんが、なぜか現代に比べて不便な「昭和」という時代が再び注目されています。それはどうしてでしょうか?便利さやスピードを追求する今だからこそ、昭和の時代にあった、人と人との温かいつながりや、時間をかけて何かを積み上げる価値が見直されているのではないかと考えます。結局、どれだけ時代が進化しても、「人の本質は変わらない」 ということです。人と直接向き合うこと、時間をかけて何かを築き上げること、試行錯誤しながら前へ進むこと、こうした営みこそが人生を豊かにし、自分自身を成長させるのではないかと私は考えます。
今、私たちが生きるこの時代は、急激な変化の渦中にあります。そんな時代だからこそ「本当に大切なもの」 が何かを、もう一度見つめ直す必要があるのではないでしょうか。
私たちは、新型コロナによるパンデミックを経験しています。その時、医療関係者やライフラインに携わる方々へ誹謗、中傷などのネット上での書き込みもありました。教訓があるとすれば、自分がそれぞれの立場に立って行動することが大事です。
14年前の東日本大震災の直後、民放各局では企業のコマーシャル放映が自粛され、代わって毎日流れていたのは、公共広告機構(ACジャパン)が制作した数々のメッセージでした。中でも、ひときわ私たちの心に染み入ったのが、次のフレーズです。
「心」は誰にも見えないけれど、「心づかい」は見える。「思い」は見えないけれど、「思いやり」は誰にでも見える。その気持ちをカタチに、、、
あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
心も思いも、初めて美しく生きる
それは 人が人として生きることだ
これは、埼玉県内の小中高校の校歌の作詞を数多く手がけた、羽生市出身の詩人、宮澤章二先生が作った「行為の意味」という詩から抜粋したものです。震災やコロナ禍、そして現在でも根本は変わりません。
どんなに知識や技術を身に付けても、どんなに成功を収めても、最後に人を動かすのは、「人としての在り方」です。
つまり、「感謝の気持ち」や「思いやりの心」 を持つことの大切さは変わりません。このことは、今後も決して忘れないでください。
皆さんが、充実した春休みを過ごすこと期待しています。
以上です。
【校長ブログ】令和6年度 第76回卒業式 「未見の我」を信じ、幸福の追求を!
3月11日、春日部高校では、第76回卒業証書授与式を挙行しました。4年間、うれしいこと、楽しいこと、そして悲しいこと、辛いこと、色々あったと思いますが本日の卒業式を迎えることができたこと、心よりお祝い申し上げます。
今日で、東日本大震災が発生して14年が経ちます。その間、コロナや能登半島地震、岩手県大船渡の山火事など、多くの災害が発生しました。また、世の中は急激な変化の渦にあります。AIやデジタル技術が発達し、私たちより速く、より効率的に物事を進めることが求められています。
こういった防災の知識や社会の変化に対応する多めの知識は、これまで学んだ基礎の上に積み重ねていく必要があります。これからも引き続き学び続けていってください。そして、「未見の我」を信じて、一生涯、「幸福」を追求していってください。
校長式辞を紹介します。
暖かさと寒さが交互に行き会いながら、校内の木々にも春の訪れが感じられてきました。この春の佳き日に、御来賓のPTA会長 青鹿 美穂 様、副会長 後藤 佳代 様、杉澤 麻衣子 様の御臨席、多くの御家族の皆様の御列席を賜り、「第七六回卒業証書授与式」を挙行できますことは、私たち教職員、在校生にとりましても大きな喜びでございます。
ただ今、卒業証書を授与いたしました二三名の卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます。この四年間には、うれしいことや楽しいこと、そして、悲しいこと、辛いことなど沢山あったことと思います。入学以来、それらを一つ一つ乗り越えて卒業の日を迎えることができたことを心からお祝い申し上げます。
また、この日を待ち望んでいた御家族の皆様、お子様の御卒業、誠におめでとうございます。無事卒業を迎えたお子様の姿を御覧になり、感慨もひとしおのことと拝察いたします。在学中は、本校の教育活動に御理解と御協力を賜りましたことに、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
さて、皆さんは、四年前に春日部高等学校へそれぞれの夢や希望を抱き、入学してきました。ウイズコロナが模索される中で、皆さんは毎日の学習以外にも色々なことに取り組みました。春高祭では、皆さんが後輩たちを上手に指導しながら笑顔で取り組んでいたのがとても印象的でした。また、来校した方々に定時制のことを知ってもらおうと様々な展示を工夫するなど、皆さんの一生懸命な態度は、来校したお客様に好評でした。部活動の加入者や生徒会のメンバーも多く、たくさんの生徒が、学校活動に積極的に参加し、学校生活をとても楽しんでいたと思っています。これらの4年間の思いを全部まとめて、今日の卒業式があります。
高校を卒業するということは、社会生活を送る上で大きな価値が与えられます。これまで春日部高校で学び、身につけた学力はこれからの社会生活に必要な知識・技能の基礎をなすものであり、教養としての基本の部分です。それを成し遂げたということは素晴らしいことであり、ここにいる卒業生の皆さんは自信を持ってください。
今日で、東日本大震災が発生して十四年が経ちます。その間、コロナや能登半島地震、岩手県大船渡の山火事など、多くの災害が発生しました。また、世の中は急激な変化の渦にあります。AIやデジタル技術が発達し、私たちより速く、より効率的に物事を進めることが求められています。こういった防災の知識や社会の変化に対応する多めの知識は、これまで学んだ基礎の上に積み重ねていく必要があります。どうかこれからも粘り強く地道に学び続け、人生の次のステージに進んでいってください。
ここで、皆さんの前途を祝してメッセージを送ります。それは「未見の我」を信じ、幸福を追求していってほしいということです。
次の詩は、本校の前身である旧制粕壁中学校を御卒業され、多方面で活躍をされた安積得也(あづみ とくや)先生の「明日」という詩です。
はきだめに えんど豆咲き 泥地から 蓮の花が育つ
人皆に美くしき種子(たね)あり 明日何が咲くか
人はだれにでも自分自身も気づいていない優れた資質・能力をたくさん秘めており、自分の可能性を信じて努力し続けていってほしいという願いを込めた詩です。
この事を安積先生は「未見の我」と呼んでいます。「自分は特別な能力は備わっていない」とか、「勉強はあまり得意ではない」などと言う人がいるかもしれません。しかし、それは、一面的な見方であり、人の能力は多面的なのです。自分のどの能力が、どの場所で、どう活かせるのかは誰にもわからないのです。だから、自ら様々な場面や場所で積極的にチャレンジし続け、自分の活躍できる場面や場所を見つけ出すしかないのです。当然、探す過程で失敗もたくさんするでしょうし、傷つくこともあるかと思います。しかし、それまで努力を重ねてきた過程が、結果だけでなく人生にとって大切なものになるはずです。
決して他人と自分とを比較するのではなく、今までの過去の自分とこれからの自分とを比べながら成長し続けていってください。皆さんには、自分の可能性を信じて強い意志をもって花を咲かせ続け、一生涯、「幸福」を追求してくれることを期待しています。
卒業生の皆さんの今後ますますの活躍を期待するとともに、前途に幸多きことを心からお祈り申し上げ式辞といたします。
令和七年三月十一日
埼玉県立春日部高等学校長
角坂 清博
【校長ブログ】学力検査制終了、明日は面接、頑張れ!
2月26日は、埼玉県公立高等学校入学者選抜の学力検査日です。
良く晴れた暖かい日となりました。朝早くから緊張した面持ちの受検生が多かったようです。1日をかけた国語、数学、社会、理科、英語の試験が滞りなく終わりました。お疲れさまでした。
明日は面接です。今夜はゆっくり休んで、体調を万全にして望んでください。
【校長ブログ】豆まき
今日、2月2日は節分です。節分は2月3日と固定されていると考えがちですが、令和3年(2021)も節分は2月2日でした。暦には土用や彼岸などの季節を示す目印がいくつかあり、これらをまとめたものを雑節といいます。その中の一つである節分は、「季節を分ける」という意味で使われています。節分は本来、各季節の始まりである四立(立春・立夏・立秋・立冬)の前日をそれぞれ指していましたが、そのうち立春の前日だけが残ったようです。立春は、太陽の年周運動を4つに分けた冬至、夏至、春分、秋分をさらに細分化した二十四節気の一つですが、冬至から春分までの間に5つ(冬至→小寒→大寒→立春→雨水→啓蟄→春分)のちょうど真ん中になります。
ではなぜ、節分は同じ日にならないのでしょうか?
まず、二十四節気の立春が定まれば節分もその前日として定められますが、この二十四節気が定まっていないからです。理由は、地球が太陽の周りを1周する周期1年について、歳差(地球の自転軸のずれ等)を考慮した1太陽年365.2422日と歳差を考慮しない1年(1恒星年)の365日に「0.2422日≒6時間」という差があり、この1年(1恒星年)が約6時間ずつ遅くなっていきます。これを修正するために,4年ごとにうるう年を設けて調整しますが、今度は4年前より少し早くなり,完全に一致しません。年々少しずつ暦とのズレが生じるのはこのためです。
節分は「明日から新しい季節(春)になるから、その前に厄や邪気を追い払おう」という日本古来の伝統行事とされています。鬼を追い払うために行う「豆まき」は、邪気を払うとともに、福を呼び込む意味が込められているそうです。
春日部八幡神社からいただいた福豆で、春高生に素晴らしい春を迎えることができることを願って校長室でひっそりと豆まきをしました。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】災害は忘れたころにやってくる!?
1月17日は今から30年前の1995年(平成7年)に兵庫県南部地震が発生した日です。淡路島北部を震源地とし、東北地方から九州地方まで広い範囲で揺れ、国内で史上初めてとなる「震度7」を記録しました。死者・行方不明者は6400人を超え、全半壊など被害を受けた住宅は約63万棟にのぼり、この災害のことを「阪神・淡路大震災」といいます。このことを契機として1月17日が防災とボランティアの 日、そして1月15日~21日は防災とボランティア週間としています。最近1月13日夜に宮崎県日向灘で震度5弱の地震が発生し、南海トラフ巨大地震との関連が心配されました。また、昨年1月1日に能登半島地震が発生しており、防災意識の醸成が必要です。
本校全日制の学校保健委員会でNPO法人 埼玉県防災士会理事 二崎 博美 氏に「『災害に備える』~今わたしたちができること~」と題し、講演をしていただきました。
防災の基本は、災害時に「自分の命は自分で守ること」。その上で、家族や隣人を助けて協力し合うことが大切であると話されていました。防災に関する知識や準備を自分事としてとらえ、減災に取り組んでいくことが大切であると改めて思いました。災害は忘れたことにやってきます。この他も様々な対処法をお話しいただきましたが、以下の2つについては御家族等で話し合っておいてください。
① 離れ離れになったときのために、集合場所・避難場所を決めておくこと
② 災害用伝言サービスの活用(詳細はネット等で確認すること)
災害用伝言ダイヤル(171)声の伝言板
文字で伝える(Web171)インターネット上でのテキスト、音声、画像で登録確認
【校長ブログ】令和6年度第3学期始業式
本日から3学期がスタートしました。音楽ホールで、生徒全員が集まり始業式を行いました。校長式辞では、AIに負けないために本をたくさん読むこと。そして、心が変われば運命が変わることを信じて、今年1年の目標を立て、達成させてほしいとの旨を話しました。以下にその概要を掲載します。
校長挨拶概要
今日は、皆さんに多くの本を読んでほしいという話をしたいと思います。
昨年の12月25日に文部科学省が次期学習指導要領の改訂に向け、中央教育審議会に諮問しました。内容は、生成AIの発展などを踏まえ、知識の集積だけでなく、深い意味の理解を促す学びのあり方などが検討課題としています。
オックスフォード大学では2050年ころまでに、現在の仕事の約50%は人口知能(AI)やロボット等に代替されると予想されています。
以前、人工知能(AI)プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」のディレクターを務め、現在は、国立情報学研究所社会共有知研究センター長・教授新井紀子(あらい のりこ)先生の話を思い出しました。
結果は、東大には合格できませんでした。
ここで問題は、「AIは意味が理解できない。正しさは保証できない」にもかかわらず、受験生の上位にAIが入ったことです。
AIは、問題からキーワードをいくつか選択し、検索をかけ、組み合わせの高く結果の出たものを回答としています。つまり、AIは、問題文は読めないし、解答が必ずしも正解とは限らないのです。
例えば、AIでは「山口とは友達だ。私は山口と岡山に行ったことがある」という日本語を自動翻訳サービスにかけて英訳したところ、"Yamaguchi is a friend. I have been to Yamaguchi and Okayama."という英文になりました。「山口とは友達だ」と言っているのですから「山口と一緒に岡山に行った」、つまり"I have been to Okayama with Yamaguchi."でなければおかしいですよね。ところが自動翻訳サービスでは「山口」を地名だと判断してしまっています。AIは、まだこの程度の文脈も読み取れないことがあるわけです。
つまり、多くの学生たちが、AIと同じような間違いをしていることが明らかになったのです。このことは、「汎用的読解力」が不足しているということを意味しています。汎用的読解力とは、分野を問わず、与えられた文章を基本的な構造に従って読み解く力のことを言います。
汎用的読解力を高めるためには様々な分野の本を多読すること、そして速読するのではなく、一字一句、精緻に「正しく読む」ことです。例えば、先ほどお話しした本を読むことを目標にするなら、はじめは漫画でもいいです。次に新聞。色々な記事を増やしていくことが大事です。そうすることで、自分の視野も広がり、効果的であると考えます。是非、チャレンジしてください。
さて、新年も始まり、皆さんはどんな目標を設定したでしょうか?
2学期の終業式で「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」という話をしました。
つまり、心が変われば運命が変わるのです。
そのためには、1年間続ける覚悟で何か目標を立てることです。そうすることで、自分が今、何をするべきかわかるし、生活にメリハリができます。きっと運命が変わるはずです。
今年も頑張っていきましょう!
【校長ブログ】新年を迎えて
新年あけましておめでとうございます。
能登半島地震から1年が経ちました。被災地の一日も早い復興と、被災された皆様の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。
さて、昨年はコロナの影響もなく、授業や学校行事、そして部活動など、本来の学校活動をすることができました。そして多くの生徒たちがそれぞれの取組に前向きに取り組んでくれました。本校は重点項目として①個別最適化学習(授業の個別最適化を目指して「わかる授業」の実践)②キャリア教育(自立した社会人となれるように、規範意識と自己管理能力の育成)③安心安全(生徒一人ひとりの基本的な生活習慣を身に付けさせ、安心安全な教育環境の確立)④情報発信(学校・家庭・地域社会への情報発信を通じて、魅力ある学校づくりの推進)を揚げ、日々、それらの実現に向けて取り組んでおります。また、本校定時制では、外国籍の生徒が年々増加している中、オンラインによる日本語教室を実施しています。戸田翔陽高校が拠点校となり、毎週水曜日に授業を行っています。
今年はこれまでの取組に加え、さらに個別最適化学習の研究を進めて参ります。
春高定時制は昭和23年4月に定時制が設置されてから今年4月で78年目を迎えます。目指す学校像である「基礎学力を身に付け、人権尊重の精神を養い、一人ひとりの生徒が生き生きと共に学び合う学校」を目指し、教職員一同一丸となって取り組んでまいります。引き続き、皆様の御支援、御協力をお願いいたします。
【校長ブログ】2学期終業式
12月24日は表彰式、2学期終業式を挙行しました。
2学期終業式の式辞の概要を掲載しました。
皆さんこんばんは。校長の角坂です。
今学期、運動会、修学旅行、球技大会などといった大きな学校行事がありましたが、皆さんの力を総結集して、大いに盛り上がり、成功を収めることができました。また、部活動においても、日頃の成果を存分に発揮してくれました。今後も、仲間とともに自らを高めあいながら、春高をさらに盛り上げていってほしいと思います。
さて、明日からの冬休みです。4年生は卒業まで、あと3か月です。これから卒業後にどんな夢を持っていますか?
今日、皆さんには、「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」という言葉を紹介します。これは、プロ野球選手で大リーグでも活躍した元ジャイアンツの松井秀喜選手の座右の銘で、松井選手が星稜高校時代に野球部の山下監督からおくられた言葉です。
心の持ち方や気持ちは行動に現れる。その行動を繰り返すことで習慣となり、良い習慣を身につけると自分の性格や人格、将来までも変えることができるという意味です。また、心の持ち方や気持ちを変えない限り人は変わることができ ないということです。
大きく成長する可能性をみなさん一人一人が持っています。心の持ち方次第でいくらでも変わることができます。
ここで、「3人のレンガ職人」の寓話を例に意味を考えてみたいと思います。
中世のとあるヨーロッパの町。
旅人がある町を歩いていると、汗をたらたらと流しながら、重たいレンガを運んでは積み、運んでは積みを繰り返している3人のレンガ職人に出会いました。
そこで旅人は「何をしているのですか?」と尋ねました。
すると、その3人のレンガ職人は次のように答えました。
1人目は、「そんなこと見ればわかるだろう。親方の命令で“レンガ”を積んでいるんだよ。暑くて大変だからもういい加減こりごりだよ」と答えました。
2人目は、「レンガを積んで“壁”を作っているんだ。この仕事は大変だけど、金(カネ)が良いからやっているのさ」と。
3人目は、「レンガを積んで、後世に残る“大聖堂”を造っているんだ。こんな仕事に就けてとても光栄だよ」と。
3人のレンガ職人は、それぞれ「レンガを積んでいる」という仕事は同じです。仕事の内容や役割が同じなので、賃金もほとんど変わりません。しかし、“動機”がまったく違います。働く意識、目的意識が全く違うのです。
1人目は、希望・夢・志などの使命感はまったくありません。ただ言われたからやる。言われなければやらない。ただ“レンガ”しか見ていません。作業としての仕事、労役としか感じていません。
2人目は“お金を稼ぐため”に否応なしに働いている。“壁”しか見えていません。「もっとお金になる仕事はないか」と頭の中はそれしかないでしょう。
3人目は、「後世に残る歴史的事業に参加して町中の人を笑顔にするため」という志を抱き、明確な目的意識を持って働いています。100年以上先に完成する“大聖堂”建設のため、仕事を“使命”と感じています。
もしあなたが家を建てるとしたら、3人のうち誰に頼みたいですか? やはり、3人目の職人に依頼をしたいのは、みんな同じだと思います。3人のレンガ職人の話でたとえると、3人の仕事(できごと)は同じです。でも、その「とらえ方」によって、親方に言われたからやる仕事は「面倒臭いなぁ」という感情、「大聖堂をつくるぞ」使命としての仕事は「生きがいだなぁ」という感情をそれぞれ表しているのではないでしょうか?面白いのは、その感情によって「結果」が変わることが多分にあることです。
これが、先ほど初めに話した、「心が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」という意味です。
この冬休み中、皆さんには、これまでの生活を振り返って自分を見つめ直し、4年生は、4月からの新しい生活へどんな夢や希望をもって取り組んでいくか、1,2,3年生は新年度につながるよう3学期から、そして、2学期を振り返って自己評価をし、新たな目標設定にこの冬休みを使ってください。
くれぐれも、事故等には十分気を付けて、1月8日には元気な姿を見せてください。それでは皆さん、良いお年を迎えてください。
【校長ブログ】為せば成る
本校は12月5日から11日まで期末考査です。1日のテスト科目は1~2科目と、じっくりと勉強できるよう配慮した日程になっています。12月9日の考査後、翌日にある数学の勉強会を行いました。学習サポーターの大学生2名と数学の教員3名、そして日本語支援員の先生が一つの教室に集まり、生徒からの質問に丁寧に答えていました。少し難しそうな数式を見るだけで諦めてしまう生徒たちもいるようです。しかし、基礎から順番立ててじっくりと取り組むと、実は難しくないことがわかります。
「為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」は江戸中期の米沢藩主であった上杉鷹山が、家臣に教訓としてという歌を詠みました。これは、「何事でもやってみなければわからず、できそうにないこともやり通すことで成し遂げることができる」という意味です。この言葉通り、参加した生徒たちは、難しいと言いながら、粘り強く問題に取り組み、先生方の説明を熱心に聴いていました。生徒たちの勉強に熱心に取り組む姿は、いつ見てもすがすがしいです。
春高生、頑張れ!
【校長ブログ】親の願いは「子供が幸せになること」
令和6年11月9日、本校全日制PTA主催の講演会で、本校のスクールカウンセラーをしていただいている公認心理師で、臨床心理士でもある阿部利恵先生から「受験生とともに歩む親の心得」と題してお話しいただきました。内容は次のとおりです。
親の子供に対する願いは、「子どもが幸せになること」がゴールであることを心に留めておく必要がある。どうしても目の前のことに気が行ってしまうが、受験はあくまでも通過点に過ぎないということを忘れてはならいない。
親として、家族として子供にしてあげられることは、体と心が安全であると、子供が思うことが大切。安全とは命を脅かす(物理的・心理的)危険がないこと。安心とは、危険がない状態が、この先も続く(だろう)ことと、身体(神経系)が感じられること。ストレスがない状態で頭が働く。穏やかな環境を作ってあげることが大切。家の中での不安は連鎖して、家族中にその不安は伝染する。したがって、家族の全員が心身ともに健康であることが大切であると話されていました。
私も子を持つ親として、そして家族として、それぞれの在り方について考えさせられる講演でした。参考にしていただければ幸いです。
【校長ブログ】「ビリギャルママ」からのメッセージ
11月8日、埼玉県高等学校PTA連合会定通教育専門委員会主催の講演会を開催いたしました。コロナ禍前までは、毎年、定時制の生徒が学んだことや将来の夢や希望を発表する生活体験発表の全国大会の視察をしておりましたが、今年度もこのコロナの影響等もあり中止となり、今後の在り方についても検討されているところです。
そこで、別に「何かできないか」ということで、新たな取り組みとして、講演会を催しました。
現在、学校では、不登校や中途退学の増加等、様々な課題が山積しています。様々な課題に対してそれぞれの分野で著明な方から講演をしていただき、解決のためのヒントにしていただこう等考えました。
その第1回目として、「子育て」をテーマとさせていただきました。
講師として累計100万部を突破しベストセラーとなった「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40あげて慶応大学に現役合格した話」のモデルである「ビリギャル」こと小林さやかさんの母の橘 こころ氏をお迎えし、「なぜ、さやかさんは爆発的に頑張ることができたのか?」、さやかさんを支えた母であるこころさんの子育て論や家族の成長についてお話をいただきました。
講演では、橘こころ氏の母親からは厳しく育てられたことから、それをトラウマとして自分の子供にはそれとは反対の子育てをしている。子供には「なんでもいいからワクワクすることを自分で見つけて欲しい」と伝えていたといいます。一方で、さやかさんの小中学校のPTAに行くと蜘蛛の子を散らすように、学校の成績不振の生徒の保護者と友人になるのはだめだという雰囲気があり、いつも孤立していた状態でもあったとのことです。しかし、本を出すきっかけとなった塾を主催する坪田先生からは、さやかさんのことを一生懸命自己表現する子であり、自己肯定感が強い子であると言ってくれたのが自信になっているとも話されていました。
子育てにあたり、親が子どもへの思いは、最終的に、子供に幸せになってほしいということはどの方も共通するところであると思います。このことを踏まえて、橘こころ氏が「皆さんに伝えたいこと」として次のとおり、3点あげていただきましたので、是非、参考にしてください。
「皆さんに伝えたいこと」
① 子どもを信じること。
色々と問題を起こしているが、奥にある気持ちを信じている。未来を信じているということである。 例えば、定期考査や模擬試験を前に、「私はあなたを信じているからね」ということではない。
それが子どもにわかると、何かがあると家に帰ってくる。安全基地であると認識して帰ってくるのである。
② Beingで褒めること。
Being、存在自体を褒めることである。「あなたが笑顔でいてくれるだけで、お母さんは幸せだよ」と伝えること。そして「you(ユウ)メッセージ」でなく、「I(アイ)メッセージ」
you(ユウ)メッセージ、つまり「勉強しなさい」「あなたはこうすべき」と伝えていると、子供は親の行動を見て行動するようになる。しかし、命令で人の行動をコントロールできない。
I(アイ)メッセージ、つまり、「私はあなたに勉強してほしい。ものを知る面白さを知ってほしいから」と自分の願望と理由を伝える。これは子供に自我が芽生えるし、自己肯定感につながる。たった一人でも理解者がいることが大切
③ 怒らない
「怒り」は二次感情ということを意識すること。人は気持ちを相手に理解されないと怒りに変わる。 アンガーマネジメント:イラっとしたら6秒数えると落ち着く。
また、ピグマリオン効果、いわゆる「期待を込めれば人は伸びる」という効果がる。反対に教師や親が期待をせずにネガティブな言葉をかけ続けると効果が下がる(ゴーレム効果)という。
教育局県立学校部長がオンライン日本語教室を視察
本校定時制では、外国籍の生徒が年々増加している中、オンラインによる日本語教室を実施しています。戸田翔陽高校が拠点校となり、毎週水曜日に授業を行っています。
本日は教育局県立学校部長がこの遠隔授業の視察をされました。
担当の先生や日本語支援員の先生が生徒一人一人に寄り添った指導をしていただいているのがとても印象的でした。
【校長ブログ】令和6年度 第2学期始業式 運を味方につける
皆さんこんにちは。校長の角坂です。今日から2学期が始まりました。先ほど、バスケットボール部と陸上部の全校大会出場の報告にもありましたが、素晴らしいことであると思います。夏休みの期間、充実した日を過ごすことができましたか?
今回で皆さんの前で話すのは3回目です。
1回目は始業式で石(意志)の話をしました。
今年の1年間の目標を大きな石に例え、石のサイズが大きい順に箱に入れていかないと収まらないという話をしました。自分の中で将来の夢の実現のために重要なことを最優先に考えること、例えば、皆さんに共通することと言えば高校を卒業することであるとするのであれば、それに関することは他のことより優先して取り組むことなどをお話ししました。
2回目は1学期終業式では、皆さんに詩を紹介し、自分を信じて、目の前のことを着実にやり続けることの大切さを伝えました。
はきだめに えんど豆咲き 泥地から 蓮の花が育つ
人皆に美くしき種子(たね)あり 明日何が咲くか
皆さん一人ひとりには、自分自身も気づいていない優れた資質・能力が必ずあります。そしてそれを鍛えることにより大いに伸びる可能性が秘められています。
一人一人の良さや可能性の花は、一つとして同じ形や色のものはなく、花開く時期も異なります。それが在校中なのか、卒業後なのかはわかりません。しかし、人生の中で必ず咲くのです。自分を信じて前向きな努力をしていってください。
そして、今日の2学期始業式では、運の話をします。
大リーガーの大谷翔平選手については、皆さんも知っているでしょう。彼は、1994年7月5日、岩手県生まれ。メジャー史上初となる数々の偉業を達成し、ア・リーグ新人王を受賞。21年はオールスター史上初の投手と野手両方で選出され、シーズンでは9勝、46本塁打でリーグMVPを獲得。22年はMLB史上初となる投打で規定に到達した。23年は44発でアジア人初の本塁打王に輝き、2度目のリーグMVPを獲得しています。
大谷選手が高校一年生の時、当時の監督の教えにより目標達成シート(マンダラチャート)を作成しました。強い目標(夢)を中心に置き、周囲 9×9 の合計81 マスに細分化した目標を書き込んだものです。
大谷選手が中心に書いた夢は「8 球団からのドラフト 1 位指名」でした。それを叶えるため、「体づくり」「コントロール」「キレ」「スピード」「変化球」「運」「人間性」「メンタル」の 8 つの必要項目を列挙しています。
ここで注目したいのは、「運」という項目です。スポーツで活躍するためには、結果を出さなければなりません。ところが、多かれ少なかれ「運」の善し悪しで左右されることは多々あると思います。結果が思うようにでなかった場合、「今日は運が悪かった」としてしまえば、しょうがないと思わざるを得ないです。しかし、大谷選手はその「運」を味方にするために、「あいさつ」「ゴミ拾い」「部屋掃除」「審判さんへ態度」「本を読む」「応援される人間になる」「プラス思考」「道具を大切に使う」の8つの具体的に実行できる項目を挙げています。つまり、「運」を引き寄せるために自分でコントロールできる項目に置き換えているという点です。
皆さんも、運を付けるための具体策を作ってみてください。
例えば、「小さいことでも約束は必ず守る」「家の手伝い(皿洗い 掃除機をかける トイレをきれいにする)」「筆記用具は最後まで使う」「挨拶する」など、身近なことでもいいのでそれらをやり続けることが大切です。
今までお話しした、その時々に自分がやらなければならないことに常に優先順位をつけて取り組むこと。自分を信じて、目の前のことをやりきること、そして運を味方につけられるよう自分がよいと思うことをやり続けること、以上3点を実践してみてください。
充実した2学期が送れることを期待しています。