校長ブログ
【校長ブログ】人間力の育成
だんだん朝が肌寒く感じるようになってきました。3年生の修学旅行は無事に終わり、落ち着いた日々が続きます。今こそ、勉強したり、本をじっくりと読んだり、体力をつけたりと、基礎的な力をつけるチャンスです。自分の興味や関心のあることにチャレンジするのもいいと思います。この時をうまく使ってください。また、校内ではインフルエンザが徐々に増えてきているようです。コロナ禍の予防を思い出し、マスク着用、手洗い、部屋の定期的な換気に心がけてください。
さて、今日の新聞に~「AIで効率化」アマゾン従業員1.4万人削減へ~(10月30日朝日新聞)という記事がありました。労働力がAI(人工知能)に置き換えられる例として、海外のメディアで大きく受け止められているそうです。今後、数年で管理職や専門職などを中心として削減していくとのことです。野村総合研究所と英国オックスフォード大学マイケル・オズボーン准教授との共同研究では、2030年頃までには、仕事の49%は人工知能(AI)やロボット等が代替されるという予想をしています。これからは行動や言葉によって人を感動させたり、困難な課題にぶつかった時も熱意を持って最後までやり抜くことのできたりするなどの人間力の高い人が、より一層必要とされることは間違いないと思います。春高は文武両道、質実剛健のもと、個別最適な学習を行うとともに、学校行事や部活動などにしっかりと取り組み、人間力を育成しています。何事にも全力で取り組む姿勢が大切です。無理せず、自分のペースで取り組み、コツコツと実力をつけていってください。
頑張れ!春高生
【校長ブログ】自分を信じてやり続けたこと
今日から中間考査です。しっかりと勉強して悔いのない結果を出してほしいと願っています。
さて、今回、ノーベル賞を受賞されたお二人の先生方は共通している部分が多いと思っています。8日にノーベル化学賞の受賞が決まった京都大学特別教授の北川進先生について何社かの新聞記事を読むと、発見した多孔性材料「金属有機構造体」は、発表当初、嘘つき呼ばわりをされたそうです。しかし、事実を積み重ね続けるにしたがって論文の引用件数が跳ね上がり、一転して脚光を浴びるようになったそうです。
一方、6日にノーベル生理学・医学賞を受賞した坂口先生も発見当初、着眼点は1980年代当初の免疫学からすれば異端視され、それが「制御性T細胞」の発生や機構を担う原理を2000年代に解明してやっと認められるようになったそうです。お二人とも、発表当初は発見について受け入れられませんでしたが、自分を信じてやり続けて事実を重ねることにより認められるようになったということです。
「自分を信じてやり続けること」、大切にしていきたいと思います。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】充実した2学期を過ごすために
10月に入って1週間。ようやく秋らしい気候になってきました。秋はスポーツの秋、勉強の秋、芸術の秋です。10月は10日に体育祭、15日~21日までの中間考査、そして3年生は、23日~25日の間で大阪修学旅行があります。
さて、厚生労働省は今月3日に、今シーズンのインフルエンザが全国的に流行入りしたと発表しました。昨年より1カ月程度早く、過去20年間で2番目の早さとのことです。この2学期の生活を充実したものにするには体が健康であることです。まずは、インフルエンザなどの流行性の感染症にはかからないよう心掛けることです。コロナ禍の感染対策を思い出し、手洗い、マスク着用、ソーシャルディスタンス、定期的な換気など、基本的な対策をとっていくことを心がけましょう。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】暑さ寒さも彼岸まで
「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざがあります。春分・秋分を中心とした「彼岸」の頃には落着いてくるという意味です。令和7年の秋の彼岸は、彼岸入りが9月20日(土)、中日(秋分の日)が9月23日(火・祝)、彼岸明けが9月26日(金)です。気象庁の9月下旬〜10月中旬の予報(2025年9月18日発表)では、日中は平年より気温が高いものの、朝晩は大部涼しくなるとの予報です。
さて、読書の秋ともよく言われます。20~30分程度の空き時間を利用して、物語に没頭することで、非日常を感じることができたり、著者の経験や哲学に触れることで人生のヒントが見つかったりするなど、自分の値観が広がるかもしれません。是非、図書館等を利用して興味のある本を探し、手に取ってみてください。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】新学期が始まり1週間が経ちました
新学期が始まり1週間が経ちました。1か月半という長い休みから生活習慣が一変しました。体調は崩していませんか?
通常は交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)のバランスが取れています。ところが、生活習慣の急激な変化や悩みなどのストレスが続くとそのバランスが崩れ、心身の健康を害する場合があります。特に心身ともに発達段階の10代の皆さんはそうなりやすいのです。自分では気が付きにくいかもしれませんが、心身に変調が起こると、顔の表情、話し方、集中力、睡眠の質、食欲などの状態が変化してきます。
何か体調に異変があったり、やる気がでなかったり、ぼんやりしてしまうような状況が続くようであれば、まずは家族や教職員、または身近で話しやすいと思う人に相談してください。
何よりも心身が健康であることが大切です。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】第2学期始業式 「心遣い」や「思いやり」を忘れずに。
夏休み中は大きな事故もなく2学期の始業式を迎えることができました。皆さんの元気な姿を見て、充実した夏休みを過ごしたということの確信を得ました。
さて、9月1日は「防災の日」です。先ほどシェイクアウト訓練をしたと思います。しっかりと自分の身は自分で守る意識を持ってください。今から100年以上前の大正12年(1923年)9月1日午前11時58分に関東大地震が起きました。これによる関東大震災は、自然災害の混乱の中で、根拠のない噂や偏見が広まり、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」「暴動を起こしている」といったデマが流され、多くの朝鮮人が暴力によって命を奪われたという事実もあります。この他、1995年(平成7年)1月17日に起こった兵庫県南部地震により起こった阪神淡路大震災、2011年(平成23年)3月11日に起こった東北地方太平洋沖地震による東日本大震災、直近では、2024年(令和6年1月1日)能登半島沖地震では「放射により髪が抜ける」「ダムが決壊」「人工地震による攻撃」「被災地に窃盗団が集結」「刑務所の囚人が逃げた」などのデマが流れとのことです。こういったデマは、災害という極限状態の中で、人々の不安や恐怖が差別や偏見に変わり、無実の人々を傷つける結果となってしまったことを示しています。
その要因は、不安と恐怖による情報渇望により、人は危機的状況に置かれると、少しでも安心材料を求めて情報を集めようとします。その過程で、真偽不明な情報でも「信じたい」「共有したい」という衝動が働きます。また、パニックによる判断力の低下により、災害直後は冷静な判断が難しくなり、普段なら疑うような話でも信じてしまう傾向があります。この他、「善意の拡散」などもあります。「助けになれば」と思って、確認せずに情報を広めてしまうケースも多いようです。特にSNSではこの傾向が顕著とのことです。
対策として、公的機関(自治体、消防庁など)の公式発表を確認すること、情報の出所をチェックし、一次情報かどうかを見極めること、拡散前に「これは本当に必要か?」と一呼吸置くことが大切です。また、偏見や差別は、誰もが無意識のうちに持ってしまう可能性があります。だからこそ、日々の「心遣い」や「思いやり」が、そうした意識を乗り越える力になります。
「心遣い」とは、相手の立場に立って考えること。そして「思いやり」とは、相手の痛みや不安に寄り添うことです。私たちは見た目や出身、言葉の違いだけで人を判断してはいけません。誰もが尊重されるべき存在であり、互いに理解し合う努力をすることが、差別を防ぐ第一歩です。災害時だけでなく、日常の中でも、ちょっとした言葉や態度が誰かを傷つけることがあります。だからこそ、普段から「この言葉は相手を不快にさせないか」「この行動は誰かを排除していないか」と考える習慣を持つことが大切です。
最後に、この2学期を心遣いと思いやりを忘れず、様々なことにチャレンジし、充実した日々を過ごすことを期待しています。
【校長ブログ】焦らず、腐らず、諦めず、自分を信じて
夏休みが始まって2週間が過ぎましたが、規則正しい生活は送っていますか?
1学期の終業式で宮澤章二先生の「試されている」という詩を紹介しました。走りぬく、やりぬく、生きぬく…という詩です。
夏休みの期間この1学期を振り返って、自己評価をし、改善をしていくことが大切です。この夏休みに目標を持って計画的に過ごすことが大切だという話をしました。そして、しっかりと自分が計画したことを「やりきること」が充実した2学期につながると話しました。
では、どんな夏休みの目標を立てたのでしょうか?あと1か月ほどとなった夏休みを改めてそれぞれの学年で確認してください。
1年生は高校生活の最初の夏休みです。新しい環境や挑戦に戸惑いもあったかもしれませんが、自分の基盤を築くチャンスです。苦手な科目の基礎を固めるために、1日に1時間の勉強をすることを心掛け、1学期の内容を復習するなど、自分の基礎力向上を目指してください。
2、3年生の皆さんは、自分の将来を少しずつ考え始める時期です。就職の説明会や大学のオープンキャンパスへの参加や今まで経験したことのないことに挑戦したりするなど、自分で積極的に行動することです。
4年生は最後の夏休みです。就職、大学、専門学校など、それぞれしっかりと対策をする必要があります。担任や進路の先生に相談しながら自分の目標を達成するための計画をしっかりと立てることです。「今行動しなければ、いつするのか」です。
自分の描く将来を実現するためには、ひたすら頑張るしかありません。誰のためでもありません、すべて自分のためです。必ずしも全てがうまくとは限りません。しかし、焦らず、腐らず、諦めず、自分を信じて、一歩ずつ進んでいきましょう。
頑張れ春高生!
【校長ブログ】1学期終業式 「試されている」
本日は表彰式の後、終業式、壮行会を行いました。部活動では、日ごろの努力の成果が結果に表れ、本当によかったと思うとともに、全国大会では十分に力を発揮してきてほしいと思っています。
さて、皆さんにとって、この4月からの約4か月間充実したものとなったでしょうか。夏休みの期間この1学期を振り返って、自己評価をし、改善をしていくことが大切です。
おそらく、色々な人達から、この夏休みに目標を持って計画的に過ごすことが大切だと先生方から聴いているのではないかと思います。
ここで以前紹介した詩人の宮澤 章二先生の「試されている」という詩を紹介します。
―走りぬく
―やりぬく
―生きぬく
そんな ありふれた言葉たちを
ひとり 胸に刻みつけようとする日が
ぼくらの暮らしには 必ず ある
ありふれた言葉のように見えるけれど
ほんとうは これらの言葉によって
ぼくらの日常も そして 生涯も
ひと知れず 試されているのだ
―走りぬく やりぬく 生きぬく
自分の方向を 自ら そう決めたとき
進む道を美しく照らしてくれる虹が
こころの目に はっきりと見えて来る
私たちが日々使う「走りぬく」「やりぬく」「生きぬく」という言葉は、表面的には何気ない言葉かもしれないけど、その言葉に従って行動することで、私たちの人生そのものが試され、形作られていくものだと思います。
口ではしっかりとやると言っても、行動しなければ何の意味もないこと、今いる場所でベストを尽くす、今ここにある現実に全力で立ち向かうことがとても大事であることを教えてくれます。
今から30年以上前、ZARDの「負けないで」という歌があります。私はこの歌で勇気づけられました。自分の夢を信じて前向きに取り組んでいこう、そして「どんなに離れていても心はそばにいる」という励ましが込められています。この言葉は、家族、友人、先生といった皆さんを応援してくれている人たちを思い起こさせます。
この宮澤章二先生の詩とZARDを結びつけるのは、自分で決めたことを達成するためには、具体的な行動することそして継続することが大切であるということです。
皆さんが、これから始まる夏休み、一日一日を大切に過し、二学期を迎えられることを期待しています。
【校長ブログ】なぜ理科を勉強するのか?
今日からテスト返却です。点数も気になるところですが、是非、間違ったところを復習しておいてください。そういった地道な努力が次につながります。わからないままにしないことが大切です。頑張っていきましょう。
さて、期末考査の勉強中、理科(物理、化学、生物、地学)は、将来何の役に立つのか?と疑問に思いながら勉強している春高生もいるかもしれません。先週の7月5日(土)の埼玉新聞に、「理科の実用性認識低く」という記事が掲載されていました。日本、アメリカ、中国、韓国の4か国の高校生を対象として、国立青少年教育振興機構などが実施した科学に関する意識調査です。この調査結果によると、「社会に出たら理科は必要なくなる」と思う高校生の割合は、米中韓で1~3割なのに対し、日本が5割弱で最も高く、理科の実用性や必要性に対する認識が低い傾向があることが分かったというものでした。
確かに、理系でない分野に進む生徒であれば、自身にとって将来、理科を使うことはほとんどないと思うでしょう。しかし、ここで、科学に関する著書を多く出されている池内了先生は「なぜ科学を学ぶのか」ちくまプリマー新書(2019)で「科学研究の社会に対する役立ち方」について述べています。一つは、科学・技術の効能によって人間生活が便利で効率的になり、生産力が増大し、人々の暮らしが健康的で豊かになるとこと。もう一つは、人間の精神的活動としての文化の一つとして科学を考えている「文化としての科学」であるということです。例えば、モーツァルトの音楽もロダンの彫刻もリエールの演劇も、この芸術の成果は文化であり、「無用の用」と言えるでしょう。これらは無くなっても私たちは生きていけるのですが、これがない世界は精神的に空しく感じられるものです。「人間はパンのみにて生きるにあらず」で、物質世界から言えば「無用」ですが、精神世界には「用」なのです。
池内先生は、現在の私たちは、誰もが自由に意見を述べられ、それが尊重される建前になっている。しかし、むずかしいことは上の人や専門家に任せ、自分たちはそれらの人達が言うことに従っていれば間違いない、という姿勢が現代人に多く見受けられる。自分で判断する姿勢がなくなっていると。そうならないためには、日ごろから科学的な見方・考え方を鍛えておくことが大切であること。情報を鵜吞みにせず、個人の感情や経験を交えずに、様々な側面から物事を見る、科学的な考え方を身につけることが大切であると述べています。
今勉強している理科は、そういった科学的考え方を身につけるための教科です。「なぜ」、「どうして」と思う気持ちを大切にして、日々の授業に取り組んでください。
【校長ブログ】期末考査の勉強
今日から期末考査が始まります。1学期に勉強してきたことの総まとめとなります。
勉強は地道に進めていくしかありません。人と比べるのでなく自分ができるようになるためにするものです。人によって理解するスピードが違います。自分の特徴をよく理解しながら以下のとおり勉強を進めていきましょう。
なお、①~③について先生に質問したい場合、学校で開く勉強会をうまく活用すると効率的です。
また、勉強している間は絶対にスマホは見ないよう電源を切っておくようにしましょう。
頑張れ、春高生!
① テスト範囲の確認とプリント類の整理
出題範囲を教科書、問題集を実際に開いて付箋等を入れるなどして確認すること。また、テスト範囲となっている授業プリントの整理も併せて行うこと。プリントが欠けているようであれば教科担当の先生にもらいましょう。
② 教科書、授業プリントの熟読
言葉の意味をしっかりと押さえながら読み進めていくこと。わからなければ先生に質問すること。
図は自分で書いてみて特徴を捉えること。グラフは、何を縦軸や横軸にしているのかを確認しながら自分で書いてみること。
③ 問題集で知識・理解の確認
アウトプットの練習を繰り返し行うこと。わからなければ②に戻って理解を深めること。それでもわからなければ、先生方に質問すること。
④ 漢字や単語等繰り返し声を出し、書いて暗記
覚えなければならないことはカードや暗記ペン等を使うなど工夫すること。