校長ブログ
【校長ブログ】2学期始業式
皆さん、こんばんは。夜6時、音楽ホール改修工事のため、やむなくオンラインですが、元気な様子が伺えて嬉しいです。45日間の夏休みが明け、2学期がスタートしました。この2学期を充実したものにするため始業式の式辞を要約したものを掲載しましたので確認してください。
春日部高校は、皆さんが「お互いの違いを認め合い、大切にし合うこと」を目指しています。今日は、英語の古い言葉を紹介します。
「誰かの靴を履いて、1マイル歩いてみなさい」
これは、「自分とは考え方や立場が違う人の気持ちを、その人になりきって一生懸命に想像してみる」という意味です。
私たちは、知らず知らずのうちに「自分だけの物差し(自分の基 準)」で、勝手に他人を「ダメな人だ」と決めつけてはいないでしょうか。
挨拶ができないのは、悲しいことがあったからかもしれない。遅刻をするのは、夜遅くまで仕事を頑張って、それでも学びたくて必死に登校したからかもしれません。相手の事情を知らないのに、自分の基準だけで判断するのは、相手を深く傷つけます。
この「相手の立場になる力」を育てるために、まずは「時を護り、場を清め、礼を正す」を基本に、自分で決めた小さな目標を毎日コツコツ続け、自分の芯を作りましょう。その上で、「勝手に決めつけず、まずは相手の言葉を最後までじっくり聞く」ことを大切にしてください。
2学期も、みんなで支え合って全力で進んでいきましょう。
【校長ブログ】令和8年度入学式
今日は入学式です。天候にも恵まれ、音楽ホールで盛大に挙行されました。これから新入生67名の皆さんは、夜間四時間の授業を四年間受けて、高校卒業に向けて勉強をすることとなります。これを乗り越えるため、互いに励まし合い、支え合い、楽しい高校生活を送っていただきたいと願っています。
皆さんが、本校において、より充実した学校生活を送れるよう、心にとめておいてほしいこと3つお話ししました。
一つ目は、「目標を持って自ら進んで学ぶ」ことです。勉強、部活動、生徒会行事などに、自ら進んで参加し、自分で考えて、判断し、行動することが大切です。自ら進んで、毎日少しずつ努力すること、それが夢を実現することにつながります。
二つ目は、「時を守り、場を清め、礼を正す」ことを心掛けてください。「時を守り」とは、時間を守ること。「場を清め」とは整理整頓をし、清掃を大切にすること。そして、「礼を正す」とは、挨拶を大切にすることです。
そして三つ目は、「高校生活を通して、人間としての在り方、生き方を学んで欲しい」ということです。優しい心や思いやりの気持ちをもった生き方こそが大切です。他人の痛みが分かる、そして、お互い助け合うことのできる人間に成長して欲しいと思います。
この春日部高校の舞台で失敗を恐れず、様々なことに挑戦し、新しい自分へと飛躍してもらうことを期待しています。
以下に校長式辞の趣旨を掲載します。
ただいま、入学を許可いたしました六十七名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。教職員、在校生一同、皆さんを心から歓迎いたします。これから皆さんは、夜間四時間の授業を四年間受けて、高校卒業に向けて勉強をすることとなります。これを乗り越えるため、互いに励まし合い、支え合い、楽しい高校生活を送っていただきたいと願っています。皆さんが、本校において、より充実した学校生活を送れるよう、心にとめておいてほしいこと3つお話しします。
一つ目は、「目標を持って自ら進んで学ぶ」ということです。勉強、部活動、生徒会行事などに、自ら進んで参加し、自分で考えて、判断し、行動することが大切です。自ら進んで、毎日少しずつ努力すること、それが夢を実現することにつながります。
二つ目は、「時を守り、場を清め、礼を正す」ことを心掛けてください。
「時を守り」とは、時間を守ることです。授業の開始時刻に間に合うように行動することは、自分自身との約束であり、周囲への思いやりでもあります。時間を守ることは、信頼を築く第一歩です。毎日を大切に扱う姿勢が、未来を形づくります。
「場を清め」とは整理整頓をし、清掃を大切にすることです。掃除は単に教室をきれいにするだけではありません。自分の心を整え、周囲への感謝を形にする行為でもあります。清掃を通して、自分自身を整える習慣を身につけてほしいと思います。
「礼を正す」とは、挨拶を大切にすることです。挨拶は、人と人をつなぐ最も基本的な行動です。明るい挨拶は、自分の心を開くだけでなく、相手の心も温かくします。挨拶は、皆さんの未来を切り開く力にもなります。
そして三つ目は、「高校生活を通して、人間としての在り方、生き方を学んで欲しい」ということです。人間の価値は、単に知識の量で測ることはできません。人として、優しい心や思いやりの気持ちをもった生き方こそが大切です。他人の痛みが分かる、そして、お互い助け合うことのできる人間に成長して欲しいと思います。
定時制職員室に飾られている「質実剛健」という言葉があります。本校の校訓ですが、どんな意味でしょうか。それは、飾りを捨て、まじめで熱心に、心身ともにたくましく健やかな人間であるということです。これから皆さんには、この言葉のとおり、飾りを捨て、一生懸命に、授業、部活、学校行事といった、目の前にあることを全力で取り組んでほしいのです。このことを通して、自分の進むべき道を見つけてください。まずは、今日を境に、今までのことはリセットし、今日から新たに、「目標を持って自ら進んで学ぶこと」、「時を守り、場を清め、礼を正す」こと、そして、「高校生活を通して、人間としての在り方、生き方を学ぶこと」の三点を踏まえ、より充実した高校生活を送ってください。
皆さんには、この春日部高校の舞台で失敗を恐れず、様々なことに挑戦し、新しい自分へと飛躍してもらうことを期待しています。
御列席の保護者の皆様に申し上げます。
お子様の御入学、誠におめでとうございます。心からお祝い申し上げます。教育は学校、家庭、地域が一体となってお子様一人一人を育むことが大切でございます。私達教職員は、お子様が、自らの生きる道を、自らが切り開いていけるよう、全力を尽くして参ります。他方、お子様の健全な成長を望み、豊かな個性を育てていくためには、学校、家庭、地域がそれぞれの役割を果たしながらも、相互に補完し合い、連携を密にしていくことが重要でございます。そのためにも、是非とも本校の教育方針を御理解いただき、御支援、御協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
結びに、本日御列席を賜りました皆様に改めて御礼申し上げますとともに、新入生の皆さんの高校生活が充実したものとなることを祈念いたしまして、式辞といたします。
【校長ブログ】令和7年度修了式
今日は修了式です。校長からは皆さんにメッセージを贈ることができるのは、大きな式典等での式辞やこのようなブログに限られます。その中のメッセージが少しでも皆さんの心に届くことができればこんなうれしいことはないと思っています。この1年間、よく頑張りました。そして来年度に向けて、1年の目標を立て、しっかりとやり切ってください。期待しています。
本日の式辞の趣旨を掲載します。
今年度の最終日となりました。令和7年度を振り返って、皆さんがそれじれ年度当初立てた目標を達成することができたでしょうか?
皆さんには1学期、「人間万事塞翁が馬」という故事を挙げ、喜びも 悲しみも考え方次第でプラスに考えることができること、また、詩人の宮澤 章二先生の「試されている」という詩を紹介し、自分で決めたことをやることが、自分をデザインしていることになること、そして2学期には天国と地獄の話に触れながら心遣いと思いやりや、様々なことにチャレンジすることの大切さを伝えました。3学期の始業式では、心が変われば、運命は変わる、「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」といった話をしました。覚えていますか?
改めて、来年度に向けてしっかりと振り返り、新たな目標をたて、その目標をやり切るという強い意志を持って取り組んでほしいと願っています。そんな願いを込めて今日は、新年度を見据えて、阪急電鉄を一流企業に成長させた創業者、小林一三氏を紹介します。
中略
その小林一三氏が語ったとされる言葉を紹介します。
「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら誰も君を下足番にしておかぬ。」
昔は客のはきものを出し入れする下足番という仕事があったそうです。しかし、誰もが望んでやりたい仕事とはいえないものだったのでしょう。そんな仕事でも、与えられた仕事にベストを尽くしていれば、平凡なことでも完璧にやり遂げていれば、そのうち信頼されるようになって周りが放っておかなくなる。そんな意味です。関連して、これから社会に出ていく学生たちへはこうアドバイスしたそうです。
「必要な人になることが肝要で、どっちでもいいと云ふ人間になっては駄目だ。」
社会では、第一段階の「便利な人」、第二段階の「必要な人」、第三段階の「特色ある人」とステップアップしていくと小林一三氏は考えていたようです。まずは第二段階の「必要な人」になることが重要だと説いています。ここで言う「便利な人」とは、常識的で誠実に仕事をする人のことで、こういう人がいてこそ会社はまわっていくのだが、良く言えば真面目でも、悪く言えば平凡な人である。それに対して「必要な人」とは、自分の持つスキルや知識を周囲の人たちに役立ててもらえる人で、その分野のことならこの人に聞けばわかると言われるような人である。まずは、そのような人になりなさいとアドバイスしたわけです。
一つの仕事にベストを尽くす。そうして、その道のエキスパートになる。ある一つのことに対してその人でなければならない人間になる。そうすれば、周りがあなたを認め、信頼するようになる。周りがあなたを放っておかなくなる。そうアドバイスしているのだと思います。
4月からの新年度に向けて、計画を立て、やるべきこと、与えられた仕事、やると決めたことに、とにかく全力を尽くし、完璧にやり遂げてみせる。その心意気を持って、日々の生活に臨んでください。皆さんの頑張りを期待しています。
【校長ブログ】卒業生に向けて
今日は午前中、雨から雪に変わり、学校周辺は雪景色となりました。しかし、午後には本日の卒業式を祝福するかのように天気は一変して晴れとなりました。
卒業生の皆さん、改めて卒業おめでとうございます。式場に満ちていた皆さんの表情には、四年間の努力と成長が静かに刻まれていました。学業と仕事、家庭を両立しながら歩んできた日々は、決して容易なものではなかったはずです。それでも、困難に向き合い、一歩ずつ前へ進み続けた皆さんの姿を思い返すと、胸が熱くなる思いです。
式辞では、変化の大きい時代を生きるうえで大切にしてほしい「学び続ける姿勢」や「自分を受け入れる心」についてお話ししました。結果が出た日も、思うようにいかなかった日も、そのすべてが皆さんの力となり、これからの人生を支えていきます。自分を責めるのではなく、昨日の自分より少しでも前に進んだ点を見つけること。それは、皆さんがこれから長く社会を歩むうえで、確かな支えとなるはずです。
また、幸せには「達成」「快楽」「没頭」「良好な人間関係」「意味合い」という五つの側面があるという話もしました。皆さんがこの四年間で味わった喜びや悩みは、どれも人生の豊かさにつながる大切な経験です。特に「自分が誰かの役に立っている」と感じられる瞬間は、深く、長く続く幸福をもたらします。大きな功績である必要はありません。仲間に寄り添う、誰かの言葉に耳を傾ける、そうした小さな行いが、確かな幸せを育てていきます。
さらに、安積得也先生の詩にあるように、人は誰しもまだ見ぬ可能性の種を内に秘めています。自分には特別な力がないと思う日があっても、その種がいつ、どこで芽を出すかは誰にもわかりません。挑戦すること、失敗すること、悩むこと。そのすべてが、皆さんの未来を豊かにする大切な糧となります。
今日の卒業は、皆さんの可能性が新たに芽吹く出発点です。どうか、自分の歩みを大切にしながら、これからも自らの力を信じ、未来へ向かって力強く進んでください。皆さんの人生に、多くの学びと喜びが訪れることを心より願っています。
【校長ブログ】感染症対策と規則正しい生活を
明日の26日(木)は埼玉県の公立高校の学力検査です。受検生の皆さんが全力を尽くせるよう学校を挙げて試験会場を準備しています。頑張ってください。
さて、1~3年生の生徒諸君は、26日(木)~3月3日(火)、そして5日(木)が臨時休業となります。
休業中、体調を崩さないよう、感染症対策をしっかりして規則正しい生活を送ってください。
3月4日(水)は皆さんの元気な姿を見るのを楽しみにしています。
【校長ブログ】
昨日の16日(月)、厚生労働省は2026年2月2日〜2月8日のインフルエンザ発生状況を発表しました。それによると、定点当たりの報告数は全国で43.34、前週の30.03から増加しました。都道府県別で見ると、埼玉県は60.17で警報レベルとされる30を上回っている状況です。インフルエンザによる学年閉鎖や学級閉鎖などの対応をとっている学校などの数も1万以上となっています。今週は学年末考査期間となっていますが、体調には十分気を付け、改めて手洗い・うがい・マスクなど、基本的な感染症対策の徹底をお願いします。
さて、ミラノ・コルティナ冬季五輪での日本勢の活躍が日々報道されています。今日の通勤時間中に聴いていたラジオから「りくりゅう」こと、三浦璃来選手と木原龍一選手のペアが、金メダルを獲得したことの報道がありました。昨日のショートプログラム(SP)で、木原選手が三浦選手の体を持ち上げる「リフト」で体勢を崩して5位となり、木原選手は「夜も眠れず、涙が止まらなかった」ほど、落ち込んでいた姿をテレビで見ていただけに驚きでした。しかし、フリースケーティング(FS)は一転し、世界歴代最高得点を叩き出し、日本ペア史上初の五輪金という快挙を成し遂げたというのです。自分たちの積み重ねた実績や努力を信じて最後まであきらめず、この日に集中できたことを思うと感動でしかありません。
3学期の始業式にお話ししました。心が変われば、運命は変わるのです。目標があれば、自分が今何をすべきかが明確になり、努力します。その積み重ねが自信となって生活に張りが生まれます。自分を信じて、実績と努力を積み重ね、皆さんが見事に大輪の花を咲かせることを願っています。
頑張れ!春高生
【校長ブログ】3学期始業式
皆さん、あけましておめでとうございます。本日より三学期が始まります。こうして元気な姿で皆さんと再び会えることを、心からうれしく思います。今日は、皆さんにこの一年をどう歩んでほしいか、その願いを一つの話を通してお伝えしたいと思います。
昔、ある青年が、毎日長い距離を歩く仕事に就きました。初めのうち、青年は新しい靴を履き、力強い足取りで仕事をこなしていきました。靴は丈夫で、歩けば歩くほど自信が湧き、青年はますます努力を重 ねました。
ところが、数日が過ぎると、歩くたびに足が痛むようになりました。靴底は少しずつすり減り、革は乾き、ひび割れが目立つようになっていきました。青年は「もっと頑張らなければ」と思い、痛みに耐えながら歩き続けましたが、歩ける距離は日に日に短くなっていきました。
ついに限界を感じた青年が先輩に相談すると、先輩は静かに尋ねました。
「靴の手入れは、いつしたんだい」
青年は答えました。
「手入れをしている時間などありません。歩くことで精一杯でした。」
皆さんは、この話から何を感じるでしょうか。
どんなに良い靴であっても、使い続ければ必ず傷みます。青年は、歩くことに追われるあまり、靴を整えるという基本を忘れてしまったのです。
では、私たちにとって「靴を手入れする」とは何を意味するのでしょうか。
一つは、自分の体を整えることです。体調が乱れれば、どれほど意欲があっても力は発揮できません。若い皆さんはまだ実感が薄いかもしれませんが、体の機能は少しずつ変化していきます。だからこそ、日々の運動や休養を大切にし、体を整える習慣を持ってほしいのです。
もう一つは、頭脳を鍛えることです。学ぶことを怠れば、思考は鈍り、判断力も曇っていきます。体を整える習慣はよく知られていますが、知力を保つために学び続けることの重要性は、まだ十分に理解されていません。
どれほど忙しくても、どうか皆さんには、自分を整える時間を失わないでほしいと思います。先の見えない時代において、最も頼りになるのは体力と知力です。しかし、青年がそうであったように、目の前のことに追われていると、その大切さに気づけなくなるものです。
だからこそ、行き詰まりを感じたときには、あえて立ち止まり、心を静める時間を持ってください。静かな時間は、頭を整え、忘れかけていた大切なことを思い出させてくれます。
さて、新しい年を迎え、皆さんはどのような目標を立てたでしょうか。
私は以前紹介したウイリアム・ジェームスの言葉をもう一度紹介します。
「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」
つまり、心が変われば、運命は変わるのです。そのためには、一年間続ける覚悟で目標を掲げることが大切です。目標があれば、自分が今何をすべきかが明確になり、生活に張りが生まれます。皆さんの運命は、必ずや良い方向へ動き始めるはずです。
三学期が、皆さんにとって成長の実り多い時間となることを願っています。
【校長ブログ】新年を迎えて
新年あけましておめでとうございます。
新年を迎え、新しい年がスタートしました。皆様方にとって令和8年が、充実した1年になりますよう祈念いたします。今後も春日部高校をよろしくお願いいたします。
さて、授業や学校行事、そして部活動など、本来の学校活動をすることができました。そして多くの生徒たちがそれぞれの取組に前向きに取り組んでくれました。本校は重点項目として①個別最適化学習(授業の個別最適化を目指して「わかる授業」の実践)②キャリア教育(自立した社会人となれるように、規範意識と自己管理能力の育成)③安心安全(生徒一人ひとりの基本的な生活習慣を身に付けさせ、安心安全な教育環境の確立)④情報発信(学校・家庭・地域社会への情報発信を通じて、魅力ある学校づくりの推進)を揚げ、日々、それらの実現に向けて取り組んでおります。
春高定時制は昭和23年4月に定時制が設置されてから今年4月で79年目を迎えます。春高のスクールミッションである「一人一人が生き生きと学び合う学校として、学習状況や達成度に応じて丁寧に個別最適な指導を展開する教育活動を行い、基礎学力や人権尊重の精神、望ましい職業観、規範意識等を身に付けた地域社会で貢献できる人材を育成します。」を目指し、教職員一同、全力で取り組んでまいります。引き続き、皆様の御支援、御協力をお願いいたします。
【校長ブログ】環境ではなく、心の在り方
明日らか冬休みに入ります。この2学期の間、よく頑張りました。ほとんどの生徒が勉強や学校行事に一生懸命取り組み、大いに盛り上げてくれました。3学期も、仲間とともに自らを高めあいながら、さらに盛り上げていってほしいと思います。
さて、今日は、「地獄と極楽」という話をします。
昔、ある男が、閻魔大王に会いに行き、地獄と極楽と言うのは、どういう世界なのかを聞きました。すると、閻魔大王は、男に、地獄の様子と、極楽の様子を、それぞれ見せてくれました。まず、地獄に案内されて行くと、そこには大きなテーブルがあり、その上にはおいしそうな御馳走がいっぱい乗っていました。しかし、そのテーブルに向かっている人を見ると、どの人も、骨と皮ばかりに痩せ細って、目ばかりギラギラさせています。こんなに御馳走があるのになぜだろう、とよく見ると、体が椅子に縛り付けられていて、その手には長い箸を持たされていました。その長い箸で食べようとしますが、長すぎてうまく口に入らないのです。食べようと焦れば焦るほど思うようにならないので、ますます恐ろしい形相をして、お互い、にらみ合っている有様でした。
次に極楽に案内されて行くと、全く同じようなテーブルがあって、御馳走がいっぱい載っています。そのまわりに座っている人の体は椅子に縛りつけられていて、その手は長い箸を持っていました。状況は地獄と全く同じなのですが、そこに座っている人たちを見ると、みんな豊かに太っていて、見るからに楽しそうな、幸せそうな様子なのです。
さて、これはどういうことでしょうか?
実は、よく見てみると、極楽の人たちは、長い箸で御馳走を挟んでは、向かいの側の人に「はい、どうぞ」と差し出しているのです。すると向かい側の人は、「おいしい、おいしい」と食べては、今度は反対に、長い箸でごちそうを挟んで、「はい、どうぞ」と向かいの人に差し出すものですから、お互いに、「すみませんね、ありがとう、ありがとう」と言って、本当に幸せそうな顔をしているというわけです。
では、地獄と天国の違いは何だと思いますか?
1つは、自分だけが食べようとすると、結局誰も幸せになれないということです。地獄の人たちは、自分の口に入れようと必死になり、結果として誰も食べられず、互いをにらみ合うだけ。これは、自分の利益だけを追い求める、他人を敵とみなす、競争や奪い合いに走る、そんな社会の縮図にも見えます。
2つは、相手を助けることで、自分も満たされるということです。極楽の人たちは、まず相手に食べさせる。すると相手も自分に返してくれる。これは、思いやり、信頼、協力、相互扶助といった価値が、結果として自分自身の幸福につながることを示しています。
3つは、幸せは“与え合う関係”の中に生まれるということです。「はい、どうぞ」、「ありがとう」このやり取りが、極楽の世界を作っているのです。
つまり、地獄と極楽の違いは“環境”ではなく“心のあり方”であるということです。地獄も極楽も、同じテーブル、同じごちそう、同じ長い箸、同じように椅子に縛られている。条件は完全に同じ です。違うのは、そこにいる人たちの「心の使い方」だけです。人は、他者を思いやり、助け合うことで、自分も相手も幸せになれる。その心のあり方こそが、地獄を極楽に変える力になる。ということです。
どんなに知識や技術を身に付けても、どんなに成功を収めても、最後に人を動かすのは、「人としての在り方」です。どんなに時代が変わっても、どんなにスピードが求められても、「感謝の気持ち」や「思いやりの心」 を持つことの大切さは変わりません。
この冬休み中、皆さんには、このことをしっかりと受け止め、一日一日を大切に過してほしいと心から願っています。事故等には十分気を付けて、1月8日には元気な姿を見せてください。
それでは皆さん、良いお年を迎えてください。
【校長ブログ】スマホやSNSのルール作りを
期末考査4日目となります。体調を整えながら明日まで悔いのないよう取り組んでください。今後も手洗い、うがい、マスクの着用や教室等の喚起など、可能な限りの感染対策をしていきましょう。
さて、世界で初めて、16歳未満の子どものSNS利用を制限する法律が10日、オーストラリアで施行されたとの新聞記事(12月11日朝日新聞朝刊)を読みました。10種類のSNSが対象で、運営する企業は16歳未満がアカウントを作れないようにしたり、既存のアカウントを作れないようにする措置が求められ、違反した場合は、企業側が最大4950万豪ドル(約51億円)の罰金が科されるそうです。理由は、子どもがSNSで事件に巻き込まれたり、いじめに遭ったりして社会問題化したことが立法の背景にあり、豪州の取り組みに日本や欧米でも関心が高まっているようです。
日本では、愛知県豊明市が10月に、「スマホの使いすぎで睡眠時間や家族とのコミュニケーションが減るのを防ぐのが目的」として余暇時間におけるスマホの使用を1日2時間以内とするよう促す条例を施行したことも記憶に新しいと思います。全市民が対象で、小学生以下の利用は午後9時まで、中学生以上18歳未満は午後10時まで、としていながらも、あくまで「目安」であるとし、罰則や強制力はなく、家庭での話し合いやルールづくりを促しているとのことです。
皆さんはこれらのことを踏まえてどのような意見を持つでしょうか?考え方は色々とあると思いますが、いずれにせよ、SNSやスマホの使用は、様々な事件や事故に巻き込まれる可能性は高くなること、そして長時間にわたる使用は健康を害することははっきりとしています。
期末考査中は、あまり使ってはいないと思いますが、改めてスマホやSNSの使い方やルールについて考えてみてください。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】人間力の育成
だんだん朝が肌寒く感じるようになってきました。3年生の修学旅行は無事に終わり、落ち着いた日々が続きます。今こそ、勉強したり、本をじっくりと読んだり、体力をつけたりと、基礎的な力をつけるチャンスです。自分の興味や関心のあることにチャレンジするのもいいと思います。この時をうまく使ってください。また、校内ではインフルエンザが徐々に増えてきているようです。コロナ禍の予防を思い出し、マスク着用、手洗い、部屋の定期的な換気に心がけてください。
さて、今日の新聞に~「AIで効率化」アマゾン従業員1.4万人削減へ~(10月30日朝日新聞)という記事がありました。労働力がAI(人工知能)に置き換えられる例として、海外のメディアで大きく受け止められているそうです。今後、数年で管理職や専門職などを中心として削減していくとのことです。野村総合研究所と英国オックスフォード大学マイケル・オズボーン准教授との共同研究では、2030年頃までには、仕事の49%は人工知能(AI)やロボット等が代替されるという予想をしています。これからは行動や言葉によって人を感動させたり、困難な課題にぶつかった時も熱意を持って最後までやり抜くことのできたりするなどの人間力の高い人が、より一層必要とされることは間違いないと思います。春高は文武両道、質実剛健のもと、個別最適な学習を行うとともに、学校行事や部活動などにしっかりと取り組み、人間力を育成しています。何事にも全力で取り組む姿勢が大切です。無理せず、自分のペースで取り組み、コツコツと実力をつけていってください。
頑張れ!春高生
【校長ブログ】自分を信じてやり続けたこと
今日から中間考査です。しっかりと勉強して悔いのない結果を出してほしいと願っています。
さて、今回、ノーベル賞を受賞されたお二人の先生方は共通している部分が多いと思っています。8日にノーベル化学賞の受賞が決まった京都大学特別教授の北川進先生について何社かの新聞記事を読むと、発見した多孔性材料「金属有機構造体」は、発表当初、嘘つき呼ばわりをされたそうです。しかし、事実を積み重ね続けるにしたがって論文の引用件数が跳ね上がり、一転して脚光を浴びるようになったそうです。
一方、6日にノーベル生理学・医学賞を受賞した坂口先生も発見当初、着眼点は1980年代当初の免疫学からすれば異端視され、それが「制御性T細胞」の発生や機構を担う原理を2000年代に解明してやっと認められるようになったそうです。お二人とも、発表当初は発見について受け入れられませんでしたが、自分を信じてやり続けて事実を重ねることにより認められるようになったということです。
「自分を信じてやり続けること」、大切にしていきたいと思います。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】充実した2学期を過ごすために
10月に入って1週間。ようやく秋らしい気候になってきました。秋はスポーツの秋、勉強の秋、芸術の秋です。10月は10日に体育祭、15日~21日までの中間考査、そして3年生は、23日~25日の間で大阪修学旅行があります。
さて、厚生労働省は今月3日に、今シーズンのインフルエンザが全国的に流行入りしたと発表しました。昨年より1カ月程度早く、過去20年間で2番目の早さとのことです。この2学期の生活を充実したものにするには体が健康であることです。まずは、インフルエンザなどの流行性の感染症にはかからないよう心掛けることです。コロナ禍の感染対策を思い出し、手洗い、マスク着用、ソーシャルディスタンス、定期的な換気など、基本的な対策をとっていくことを心がけましょう。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】暑さ寒さも彼岸まで
「暑さ寒さも彼岸まで」ということわざがあります。春分・秋分を中心とした「彼岸」の頃には落着いてくるという意味です。令和7年の秋の彼岸は、彼岸入りが9月20日(土)、中日(秋分の日)が9月23日(火・祝)、彼岸明けが9月26日(金)です。気象庁の9月下旬〜10月中旬の予報(2025年9月18日発表)では、日中は平年より気温が高いものの、朝晩は大部涼しくなるとの予報です。
さて、読書の秋ともよく言われます。20~30分程度の空き時間を利用して、物語に没頭することで、非日常を感じることができたり、著者の経験や哲学に触れることで人生のヒントが見つかったりするなど、自分の値観が広がるかもしれません。是非、図書館等を利用して興味のある本を探し、手に取ってみてください。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】新学期が始まり1週間が経ちました
新学期が始まり1週間が経ちました。1か月半という長い休みから生活習慣が一変しました。体調は崩していませんか?
通常は交感神経(アクセル)と副交感神経(ブレーキ)のバランスが取れています。ところが、生活習慣の急激な変化や悩みなどのストレスが続くとそのバランスが崩れ、心身の健康を害する場合があります。特に心身ともに発達段階の10代の皆さんはそうなりやすいのです。自分では気が付きにくいかもしれませんが、心身に変調が起こると、顔の表情、話し方、集中力、睡眠の質、食欲などの状態が変化してきます。
何か体調に異変があったり、やる気がでなかったり、ぼんやりしてしまうような状況が続くようであれば、まずは家族や教職員、または身近で話しやすいと思う人に相談してください。
何よりも心身が健康であることが大切です。
頑張れ、春高生!
【校長ブログ】第2学期始業式 「心遣い」や「思いやり」を忘れずに。
夏休み中は大きな事故もなく2学期の始業式を迎えることができました。皆さんの元気な姿を見て、充実した夏休みを過ごしたということの確信を得ました。
さて、9月1日は「防災の日」です。先ほどシェイクアウト訓練をしたと思います。しっかりと自分の身は自分で守る意識を持ってください。今から100年以上前の大正12年(1923年)9月1日午前11時58分に関東大地震が起きました。これによる関東大震災は、自然災害の混乱の中で、根拠のない噂や偏見が広まり、「朝鮮人が井戸に毒を入れた」「暴動を起こしている」といったデマが流され、多くの朝鮮人が暴力によって命を奪われたという事実もあります。この他、1995年(平成7年)1月17日に起こった兵庫県南部地震により起こった阪神淡路大震災、2011年(平成23年)3月11日に起こった東北地方太平洋沖地震による東日本大震災、直近では、2024年(令和6年1月1日)能登半島沖地震では「放射により髪が抜ける」「ダムが決壊」「人工地震による攻撃」「被災地に窃盗団が集結」「刑務所の囚人が逃げた」などのデマが流れとのことです。こういったデマは、災害という極限状態の中で、人々の不安や恐怖が差別や偏見に変わり、無実の人々を傷つける結果となってしまったことを示しています。
その要因は、不安と恐怖による情報渇望により、人は危機的状況に置かれると、少しでも安心材料を求めて情報を集めようとします。その過程で、真偽不明な情報でも「信じたい」「共有したい」という衝動が働きます。また、パニックによる判断力の低下により、災害直後は冷静な判断が難しくなり、普段なら疑うような話でも信じてしまう傾向があります。この他、「善意の拡散」などもあります。「助けになれば」と思って、確認せずに情報を広めてしまうケースも多いようです。特にSNSではこの傾向が顕著とのことです。
対策として、公的機関(自治体、消防庁など)の公式発表を確認すること、情報の出所をチェックし、一次情報かどうかを見極めること、拡散前に「これは本当に必要か?」と一呼吸置くことが大切です。また、偏見や差別は、誰もが無意識のうちに持ってしまう可能性があります。だからこそ、日々の「心遣い」や「思いやり」が、そうした意識を乗り越える力になります。
「心遣い」とは、相手の立場に立って考えること。そして「思いやり」とは、相手の痛みや不安に寄り添うことです。私たちは見た目や出身、言葉の違いだけで人を判断してはいけません。誰もが尊重されるべき存在であり、互いに理解し合う努力をすることが、差別を防ぐ第一歩です。災害時だけでなく、日常の中でも、ちょっとした言葉や態度が誰かを傷つけることがあります。だからこそ、普段から「この言葉は相手を不快にさせないか」「この行動は誰かを排除していないか」と考える習慣を持つことが大切です。
最後に、この2学期を心遣いと思いやりを忘れず、様々なことにチャレンジし、充実した日々を過ごすことを期待しています。
【校長ブログ】焦らず、腐らず、諦めず、自分を信じて
夏休みが始まって2週間が過ぎましたが、規則正しい生活は送っていますか?
1学期の終業式で宮澤章二先生の「試されている」という詩を紹介しました。走りぬく、やりぬく、生きぬく…という詩です。
夏休みの期間この1学期を振り返って、自己評価をし、改善をしていくことが大切です。この夏休みに目標を持って計画的に過ごすことが大切だという話をしました。そして、しっかりと自分が計画したことを「やりきること」が充実した2学期につながると話しました。
では、どんな夏休みの目標を立てたのでしょうか?あと1か月ほどとなった夏休みを改めてそれぞれの学年で確認してください。
1年生は高校生活の最初の夏休みです。新しい環境や挑戦に戸惑いもあったかもしれませんが、自分の基盤を築くチャンスです。苦手な科目の基礎を固めるために、1日に1時間の勉強をすることを心掛け、1学期の内容を復習するなど、自分の基礎力向上を目指してください。
2、3年生の皆さんは、自分の将来を少しずつ考え始める時期です。就職の説明会や大学のオープンキャンパスへの参加や今まで経験したことのないことに挑戦したりするなど、自分で積極的に行動することです。
4年生は最後の夏休みです。就職、大学、専門学校など、それぞれしっかりと対策をする必要があります。担任や進路の先生に相談しながら自分の目標を達成するための計画をしっかりと立てることです。「今行動しなければ、いつするのか」です。
自分の描く将来を実現するためには、ひたすら頑張るしかありません。誰のためでもありません、すべて自分のためです。必ずしも全てがうまくとは限りません。しかし、焦らず、腐らず、諦めず、自分を信じて、一歩ずつ進んでいきましょう。
頑張れ春高生!
【校長ブログ】1学期終業式 「試されている」
本日は表彰式の後、終業式、壮行会を行いました。部活動では、日ごろの努力の成果が結果に表れ、本当によかったと思うとともに、全国大会では十分に力を発揮してきてほしいと思っています。
さて、皆さんにとって、この4月からの約4か月間充実したものとなったでしょうか。夏休みの期間この1学期を振り返って、自己評価をし、改善をしていくことが大切です。
おそらく、色々な人達から、この夏休みに目標を持って計画的に過ごすことが大切だと先生方から聴いているのではないかと思います。
ここで以前紹介した詩人の宮澤 章二先生の「試されている」という詩を紹介します。
―走りぬく
―やりぬく
―生きぬく
そんな ありふれた言葉たちを
ひとり 胸に刻みつけようとする日が
ぼくらの暮らしには 必ず ある
ありふれた言葉のように見えるけれど
ほんとうは これらの言葉によって
ぼくらの日常も そして 生涯も
ひと知れず 試されているのだ
―走りぬく やりぬく 生きぬく
自分の方向を 自ら そう決めたとき
進む道を美しく照らしてくれる虹が
こころの目に はっきりと見えて来る
私たちが日々使う「走りぬく」「やりぬく」「生きぬく」という言葉は、表面的には何気ない言葉かもしれないけど、その言葉に従って行動することで、私たちの人生そのものが試され、形作られていくものだと思います。
口ではしっかりとやると言っても、行動しなければ何の意味もないこと、今いる場所でベストを尽くす、今ここにある現実に全力で立ち向かうことがとても大事であることを教えてくれます。
今から30年以上前、ZARDの「負けないで」という歌があります。私はこの歌で勇気づけられました。自分の夢を信じて前向きに取り組んでいこう、そして「どんなに離れていても心はそばにいる」という励ましが込められています。この言葉は、家族、友人、先生といった皆さんを応援してくれている人たちを思い起こさせます。
この宮澤章二先生の詩とZARDを結びつけるのは、自分で決めたことを達成するためには、具体的な行動することそして継続することが大切であるということです。
皆さんが、これから始まる夏休み、一日一日を大切に過し、二学期を迎えられることを期待しています。
【校長ブログ】なぜ理科を勉強するのか?
今日からテスト返却です。点数も気になるところですが、是非、間違ったところを復習しておいてください。そういった地道な努力が次につながります。わからないままにしないことが大切です。頑張っていきましょう。
さて、期末考査の勉強中、理科(物理、化学、生物、地学)は、将来何の役に立つのか?と疑問に思いながら勉強している春高生もいるかもしれません。先週の7月5日(土)の埼玉新聞に、「理科の実用性認識低く」という記事が掲載されていました。日本、アメリカ、中国、韓国の4か国の高校生を対象として、国立青少年教育振興機構などが実施した科学に関する意識調査です。この調査結果によると、「社会に出たら理科は必要なくなる」と思う高校生の割合は、米中韓で1~3割なのに対し、日本が5割弱で最も高く、理科の実用性や必要性に対する認識が低い傾向があることが分かったというものでした。
確かに、理系でない分野に進む生徒であれば、自身にとって将来、理科を使うことはほとんどないと思うでしょう。しかし、ここで、科学に関する著書を多く出されている池内了先生は「なぜ科学を学ぶのか」ちくまプリマー新書(2019)で「科学研究の社会に対する役立ち方」について述べています。一つは、科学・技術の効能によって人間生活が便利で効率的になり、生産力が増大し、人々の暮らしが健康的で豊かになるとこと。もう一つは、人間の精神的活動としての文化の一つとして科学を考えている「文化としての科学」であるということです。例えば、モーツァルトの音楽もロダンの彫刻もリエールの演劇も、この芸術の成果は文化であり、「無用の用」と言えるでしょう。これらは無くなっても私たちは生きていけるのですが、これがない世界は精神的に空しく感じられるものです。「人間はパンのみにて生きるにあらず」で、物質世界から言えば「無用」ですが、精神世界には「用」なのです。
池内先生は、現在の私たちは、誰もが自由に意見を述べられ、それが尊重される建前になっている。しかし、むずかしいことは上の人や専門家に任せ、自分たちはそれらの人達が言うことに従っていれば間違いない、という姿勢が現代人に多く見受けられる。自分で判断する姿勢がなくなっていると。そうならないためには、日ごろから科学的な見方・考え方を鍛えておくことが大切であること。情報を鵜吞みにせず、個人の感情や経験を交えずに、様々な側面から物事を見る、科学的な考え方を身につけることが大切であると述べています。
今勉強している理科は、そういった科学的考え方を身につけるための教科です。「なぜ」、「どうして」と思う気持ちを大切にして、日々の授業に取り組んでください。
【校長ブログ】期末考査の勉強
今日から期末考査が始まります。1学期に勉強してきたことの総まとめとなります。
勉強は地道に進めていくしかありません。人と比べるのでなく自分ができるようになるためにするものです。人によって理解するスピードが違います。自分の特徴をよく理解しながら以下のとおり勉強を進めていきましょう。
なお、①~③について先生に質問したい場合、学校で開く勉強会をうまく活用すると効率的です。
また、勉強している間は絶対にスマホは見ないよう電源を切っておくようにしましょう。
頑張れ、春高生!
① テスト範囲の確認とプリント類の整理
出題範囲を教科書、問題集を実際に開いて付箋等を入れるなどして確認すること。また、テスト範囲となっている授業プリントの整理も併せて行うこと。プリントが欠けているようであれば教科担当の先生にもらいましょう。
② 教科書、授業プリントの熟読
言葉の意味をしっかりと押さえながら読み進めていくこと。わからなければ先生に質問すること。
図は自分で書いてみて特徴を捉えること。グラフは、何を縦軸や横軸にしているのかを確認しながら自分で書いてみること。
③ 問題集で知識・理解の確認
アウトプットの練習を繰り返し行うこと。わからなければ②に戻って理解を深めること。それでもわからなければ、先生方に質問すること。
④ 漢字や単語等繰り返し声を出し、書いて暗記
覚えなければならないことはカードや暗記ペン等を使うなど工夫すること。