ブログ

2026年3月の記事一覧

【校長ブログ】令和7年度修了式

 今日は修了式です。校長からは皆さんにメッセージを贈ることができるのは、大きな式典等での式辞やこのようなブログに限られます。その中のメッセージが少しでも皆さんの心に届くことができればこんなうれしいことはないと思っています。この1年間、よく頑張りました。そして来年度に向けて、1年の目標を立て、しっかりとやり切ってください。期待しています。

 本日の式辞の趣旨を掲載します。

 今年度の最終日となりました。令和7年度を振り返って、皆さんがそれじれ年度当初立てた目標を達成することができたでしょうか? 

 皆さんには1学期、「人間万事塞翁が馬」という故事を挙げ、喜びも 悲しみも考え方次第でプラスに考えることができること、また、詩人の宮澤 章二先生の「試されている」という詩を紹介し、自分で決めたことをやることが、自分をデザインしていることになること、そして2学期には天国と地獄の話に触れながら心遣いと思いやりや、様々なことにチャレンジすることの大切さを伝えました。3学期の始業式では、心が変われば、運命は変わる、「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」といった話をしました。覚えていますか?

 改めて、来年度に向けてしっかりと振り返り、新たな目標をたて、その目標をやり切るという強い意志を持って取り組んでほしいと願っています。そんな願いを込めて今日は、新年度を見据えて、阪急電鉄を一流企業に成長させた創業者、小林一三氏を紹介します。 

 中略

 その小林一三氏が語ったとされる言葉を紹介します。 

「下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。そうしたら誰も君を下足番にしておかぬ。」 

 昔は客のはきものを出し入れする下足番という仕事があったそうです。しかし、誰もが望んでやりたい仕事とはいえないものだったのでしょう。そんな仕事でも、与えられた仕事にベストを尽くしていれば、平凡なことでも完璧にやり遂げていれば、そのうち信頼されるようになって周りが放っておかなくなる。そんな意味です。関連して、これから社会に出ていく学生たちへはこうアドバイスしたそうです。 

「必要な人になることが肝要で、どっちでもいいと云ふ人間になっては駄目だ。」 

 社会では、第一段階の「便利な人」、第二段階の「必要な人」、第三段階の「特色ある人」とステップアップしていくと小林一三氏は考えていたようです。まずは第二段階の「必要な人」になることが重要だと説いています。ここで言う「便利な人」とは、常識的で誠実に仕事をする人のことで、こういう人がいてこそ会社はまわっていくのだが、良く言えば真面目でも、悪く言えば平凡な人である。それに対して「必要な人」とは、自分の持つスキルや知識を周囲の人たちに役立ててもらえる人で、その分野のことならこの人に聞けばわかると言われるような人である。まずは、そのような人になりなさいとアドバイスしたわけです。 

 一つの仕事にベストを尽くす。そうして、その道のエキスパートになる。ある一つのことに対してその人でなければならない人間になる。そうすれば、周りがあなたを認め、信頼するようになる。周りがあなたを放っておかなくなる。そうアドバイスしているのだと思います。 

 4月からの新年度に向けて、計画を立て、やるべきこと、与えられた仕事、やると決めたことに、とにかく全力を尽くし、完璧にやり遂げてみせる。その心意気を持って、日々の生活に臨んでください。皆さんの頑張りを期待しています。