校長ブログ
【校長ブログ】令和6年度 修了式
本日の3月24日、男女バスケットボール部の表彰後、修了式を挙行いたしました。
校長式辞では、令和6年度校長講話で話してきたことに加えて、「感謝の気持ち」や「思いやりの心」を持つことの大切さについて話をしました。これらのことを踏まえて、新年度に向け、準備を進めてください。皆さんが、充実した春休みを過ごすことを期待しています。以下に、式辞を紹介します。
式辞
今年度最後の日となりました。令和6年度を振り返ってみて、自分の年度初めに立てた目標はどのくらい達成できたでしょうか?私が、学期のはじめと終わりに、皆さんに話したことを覚えていますか?
1学期の始業式では大きな目標を立てること。そして、その目標を第一に考えること、終業式では、自分でも知らない能力「未見の我」を追求するため、様々なことにチャレンジすること。
2学期始業式では大谷翔平のように善行を行い運をも味方に付けること。2学期終業式では物事を成すときには覚悟を持って行うこと。「心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる」。そして3学期始業式ではAIに負けない能力、学び続けること。を話をしました。
今日は、感謝の気持ちや思いやりの心を忘れずに、という話をします。
最近、「昭和」という言葉をよく耳にしないでしょうか?令和7年が昭和100年にあたるということもあるかもしれませんが、なぜか現代に比べて不便な「昭和」という時代が再び注目されています。それはどうしてでしょうか?便利さやスピードを追求する今だからこそ、昭和の時代にあった、人と人との温かいつながりや、時間をかけて何かを積み上げる価値が見直されているのではないかと考えます。結局、どれだけ時代が進化しても、「人の本質は変わらない」 ということです。人と直接向き合うこと、時間をかけて何かを築き上げること、試行錯誤しながら前へ進むこと、こうした営みこそが人生を豊かにし、自分自身を成長させるのではないかと私は考えます。
今、私たちが生きるこの時代は、急激な変化の渦中にあります。そんな時代だからこそ「本当に大切なもの」 が何かを、もう一度見つめ直す必要があるのではないでしょうか。
私たちは、新型コロナによるパンデミックを経験しています。その時、医療関係者やライフラインに携わる方々へ誹謗、中傷などのネット上での書き込みもありました。教訓があるとすれば、自分がそれぞれの立場に立って行動することが大事です。
14年前の東日本大震災の直後、民放各局では企業のコマーシャル放映が自粛され、代わって毎日流れていたのは、公共広告機構(ACジャパン)が制作した数々のメッセージでした。中でも、ひときわ私たちの心に染み入ったのが、次のフレーズです。
「心」は誰にも見えないけれど、「心づかい」は見える。「思い」は見えないけれど、「思いやり」は誰にでも見える。その気持ちをカタチに、、、
あたたかい心が あたたかい行為になり
やさしい思いが やさしい行為になるとき
心も思いも、初めて美しく生きる
それは 人が人として生きることだ
これは、埼玉県内の小中高校の校歌の作詞を数多く手がけた、羽生市出身の詩人、宮澤章二先生が作った「行為の意味」という詩から抜粋したものです。震災やコロナ禍、そして現在でも根本は変わりません。
どんなに知識や技術を身に付けても、どんなに成功を収めても、最後に人を動かすのは、「人としての在り方」です。
つまり、「感謝の気持ち」や「思いやりの心」 を持つことの大切さは変わりません。このことは、今後も決して忘れないでください。
皆さんが、充実した春休みを過ごすこと期待しています。
以上です。
悪天候時の対応など、以下の緊急用サイトに当日の15:00までに掲載します。
携帯電話(一部旧式のものを除く)・スマートフォンでもアクセス可能です。
https://sites.google.com/a/kasukabe-h.spec.ed.jp/info/
授業見学等の申し込みは随時受け付けています。
【令和7年度入学生用学校案内】
【県立総合教育センターホームページ内<入試情報>】➡
https://www.center.spec.ed.jp/nyuushi
中学時代に不登校だった生徒も、元気に登校しています。
令和6年度の本校の活性化・特色化方針・育成方針はこちらです!➡R6春日部高校定時制(活性化・特色化・育成方針).pdf
また下記のチラシから「県立学校魅力発信サイト」にアクセスできます【URL・二次元コード】。
➡【別添】(参考資料)「県立学校の活性化・特色化方針」紹介チラシ.pdf